【レシピ】砂肝の中華風粥【お粥研究家の粥日記2025/11/19】

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砂肝が主役の中華風のおかゆをつくました!

砂肝って、おいしいけれど、ちょっと手間のかかる気難しい部位って思ってたんですよね……!

ところがところが!皮(銀皮)をむく工程は、口当たりをよくするための一手間という意味合いで、皮を剥かないと食べられないっていうわけではないようですね。実際、ざく・ざく・ざくと、食べやすい大きさに切っただけのものを、焼いたり茹でたりしたら、それだけですっごくおいしくて、拍子抜け。

ゴリゴリ食感が好きな人にとっては、下処理もすっごくラクな部位なんですね◎

というわけで、ちょっと砂肝と仲良くなれたところで、満を持しておかゆの主役に。

これがまた、おいしくてびっくり!レバーのような味の濃さ、牛タンのような甘み、そしてゴリゴリ食感。

砂肝って、煮てもおいしいんですね……!

砂肝粥の余白、すんげえぞ!実験のつもりでつくったのに、すでにめっちゃおいしいし、ここからいろんなアレンジをしてみたくなりました!

砂肝の中華風粥のレシピ

調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米   1/2合(約75g)
  • 砂肝   150g程度
  • ごま油  小さじ1
  • 水    800ml
  • 塩    小さじ1/2

トッピングに

  • 生姜
  • ごま油 など

つくり方

STEP
下ごしらえ

砂肝をスライスし、塩胡椒(少々/分量外)を揉み込む。

皮を断つようにザクザクと切ります。
STEP
ごま油を絡める

厚手の鍋に研いだ米、砂肝を入れ、ごま油を絡める。

STEP
鍋の温度を上げる

水800mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

STEP
コトコト煮込む

さっとアクをとり、鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

鍋に箸をかませることで吹きこぼれにくくなります◎
STEP
味つけ&蒸らし

アクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

いただきます!気になるお味は?

さすがに150gの砂肝は多いかな〜……?と思ったけれど、火を通すと縮むし、なによりおいしくて……!

ぜんっぜん、多すぎない!むしろ、ちょうどよかったです!◎

とろっとろの粥に、砂肝の食感、よきですよ〜、よきですよ〜……!

粥としてもあたらしいし、砂肝料理としても新鮮なんじゃないかな。

砂肝って、砂肝の味をぎゅっと閉じ込めたり、濃い味をまとわせる料理が多いけれど、こんなふうに砂肝の旨味を広げる組み立てというのは、おかゆだからこそのおいしさ

砂肝好きさんにこそ、食べてもらいたい一皿でした!

いやはや、まだまだ知らない、おいしいおかゆってあるんだなあ。

と〜〜〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

卵粥と砂肝を組み合わせて、柚子胡椒を添える、みたいなのもおいしいでしょうね……!とろとろ×コリコリ×キリッ!

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運営者情報

お粥研究家・料理研究家・日常思想家。著書『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)。おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動中。NHK 「あさイチ」、読売新聞、ほぼ日などに出演。JAPAN MENSA会員。