パクチーの本体は葉ではなくて根なのでは?と思ってしまうくらい、パクチーの根っこっておいしくて。
パクチーの根っこは、ほんのりごぼう系の旨味を持ちながら、甘みのある華やかさも感じる不思議な子。
お粥以外でも、カレーやスープ、炒め物など、いろんな場面で縁の下の力持ちとして大活躍。次第にそのおいしさが認知つつあるようで、ここ数年で根っこつきで売られているパクチーがぐっと増えた印象です。うれしい!
今朝はさらに干し海老を組み合わせて、ゴージャスに。パクチニストにんまり必至のうまうま粥でした。
パクチーの根と干し海老のお粥のレシピ
おすすめシーン:春のもやもやに、胃腸の養生、気持ちを落ち着けたいとき、消化促進、冷え解消
下ごしらえ:30分(干し海老を戻す時間)
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- 水 750ml
- 干し海老 10g
- パクチーの根 1束分
- 塩 小さじ1/2
トッピングに
- パクチーの葉
- 黒胡椒
- サワークリーム(クリームチーズ、ヨーグルトもおすすめ!◎)
つくり方
干し海老に水を入れ30分以上置く。パクチーの根の土が落ちるように縦に切り、よく洗っておく。
鍋によく研いだ米、水で戻した干し海老、パクチーの根、水750mlを入れる。このとき干し海老のもどし汁を含んで750mlになるように調節する。
具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
いただきます!気になるお味は?
なんだ、なんだ。この複雑な華やかな香りは!
パクチー×えびの組み合わせが、そもそもおいしいですもんね。トムヤムクンもそうだし、カレーもだし。
ココナツやカシューナッツなど、油脂っぽいものを添えたくなる香りだったので、今朝はさっぱりコクポジションとしてサワークリームを添えてみました。
よいよい!黒胡椒もあうあう!
パクチーの根っこ、いいお味出してます。
んま〜……!日本全国のパクチニストがパクチネッコニストになっちゃう気がする!笑
ああ、おいしいなあ、すごいなあ、根っこ。
季節の変化のなかでも、冬から春への変わり目っていちばん頭がもや〜っとしちゃって。花粉もそうだし、暖かさでぼーっとするし。
だからでしょうか、毎年この時期になると、無性に辛いものや香りの良いものを欲するんですよねえ。
パクチーのような気の巡りをよくしてくれる食材を上手に取り入れて、春をたのしめると素敵です。
シャキンと元気に今日もがんばろう!◎
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。
胃の働きを助け、消化を促し、ストレスを解消するなどの働きがある香菜。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.168「香菜(パクチー・コリアンダー)」より
先日の「肉団子粥」のときに買ったパクチーの根っこを使いました。