通称「ツタンカーメン豆」。「ツタンカーメンの墓から発掘された豆の子孫」というストーリーが、その呼び名の由来なのだとか。(諸説あり、らしい。そりゃそうだよね)
黒紫のさやの中は、なんとびっくり、コロコロみどり色のお豆!

サヤに色成分があるらしく、豆ごはんにするときはサヤを煮出してから、その煮汁と一緒に炊くとよいようです。わたしは横着なので、お米とお豆とさやを一緒に煮ちゃって、途中で取り出す方法でつくってみました!
はじめは、鮮やかな青!ところが、おかゆができるころには、悲しい色味のグレー……!えっ、ファラオの呪い!?



ところがところが、だんだんとピンク色が増してきて、仕上がりはくすみピンクって感じのお色に。
「わあ〜!(興奮)」「えっ……?(絶望)」「……あっ!♡(安心)」。……おかゆ作りでこんなに感情を揺さぶられたのは、はじめてかもしれません……!
ツタンカーメン豆のおかゆ(紫えんどう粥)のレシピ

調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 800ml
- ツタンカーメン豆 15本程度
- 塩 小さじ1/3〜
<ポイント>お茶パックを使うとラクです
お茶を煮出すときに使う、使い捨ての不織布の袋「お茶パック」に、さやを入れて煮込むと、取り出しがラクだと思います!(後で気づきました……)
つくり方
豆をさやから取り出し、よく洗う。


厚手の鍋に研いだ米、豆、さや、水800mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。


鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

途中、5分ほど経ったころに、さやは取り出す。


さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

いただきます!気になるお味は?
なぜ・なぜ・なんで♪ピンクになるの〜♪

おもしろいですね〜、まさかこんな色に仕上がるなんて!オトナくすみピンク!
これだけ楽しませてもらったら「味は残念でした」っていうオチになりそうですが、ところがどっこい、おいしいの!ほくほくの、おいしいえんどう豆。
お豆のお味が濃くて、甘味もしっかり。茹でたて生グリーンピースのあのお味!♡
米×豆=おいしい、に、例外なしですねえ!
おもしろくて、おいしくて!わくわくのおかゆ時間でした。と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

ツタンカーメン豆、育ててみたい!