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【レシピ】春菊と桜えびのおかゆ【お粥研究家の粥日記2025/12/15】

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毎年12月の今時期は、葉物野菜の青みをものすごく欲します。

デフォルトで胃腸が重たいというか、もや〜っとしていて晴れない感じ……ああ、草っぽいの食べたあああい!!!

草を食んでリセットする野生動物ってこんな気持ちなのかな〜なんて思いながら作った今朝のおかゆ。

主役は、春菊です!春菊は「食べる風邪薬」との異名があるほど、栄養たっぷりの味方食材

今朝はさらに桜エビを合わせて、旨味UP!

仕上げに味噌&バターを乗せたら……イェイ!ハッピー満点!◎

これこれ、こういうのが食べたかったの〜!……と、うっとりしちゃう、ととのえ粥ができました。

春菊と桜えびのおかゆのレシピ

調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米    1/2合(約75g)
  • 乾燥桜エビ 2つまみ(約3g)
  • 水     750ml
  • 春菊    1枝
  • 塩     小さじ1/3〜

トッピングに

  • 味噌
  • バター
  • 白ごま など
春菊はざく切りにしました!

つくり方

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋に研いだ米、桜エビ、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で25分煮込む。

鍋に箸をかませることで吹きこぼれにくくなります◎
STEP
春菊を入れてコトコト煮込む

刻んだ春菊を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに5分煮込む。

混ぜ込まずおかゆの上に「置く」感じで。
STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

いただきます!気になるお味は?

春菊に、桜エビ。よく考えたら、春に桜に、なんだかぽかぽかしてくる名前の組み合わせですねえ!

おっと!

呑気に写真を撮っていたら、どんどんバターが溶けてきてしまいました!

いっただきまーす!

……「♡」!

春菊のほんのりの苦味が、草を食みたい今朝のわたしの身体にぴったり……!ああ……こういうの食べたかったの……!

春菊×桜エビ=おいしい!

味噌×バター=おいしい!

春菊×桜エビ×味噌×バター=すごくおいしい!!!

直感的に選んだ組み合わせでしたが、それぞれのおいしさが、組み合わせによってグッと引き立つ感じで、たいへんおいしゅうございました。

ふー、ととった!いい朝、いい朝。ごちそうさまでした!

冬は特に!お湯で器を温めてから盛りつけると、あつあつが長続きでおいしいですよ。おいしいひと手間。

しゅんぎくは「食べる風邪薬」と呼ばれ、古くから漢方薬としても用いられています。独特の香りが気の巡りをよくして、精神を安定させ、ストレスを緩和したり、胃腸の働きを整え、胃もたれを改善する作用があるといわれています。(中略)美肌効果も期待できます。

『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.122「しゅんぎく」より

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運営者情報

お粥研究家。おかゆワールド.com管理人。著書に『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)。おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動中。NHK 「あさイチ」、読売新聞、ほぼ日などに出演。JAPAN MENSA会員。