毎年12月の今時期は、葉物野菜の青みをものすごく欲します。
デフォルトで胃腸が重たいというか、もや〜っとしていて晴れない感じ……ああ、草っぽいの食べたあああい!!!
草を食んでリセットする野生動物ってこんな気持ちなのかな〜なんて思いながら作った今朝のおかゆ。
主役は、春菊です!春菊は「食べる風邪薬」との異名があるほど、栄養たっぷりの味方食材。
今朝はさらに桜エビを合わせて、旨味UP!
仕上げに味噌&バターを乗せたら……イェイ!ハッピー満点!◎
これこれ、こういうのが食べたかったの〜!……と、うっとりしちゃう、ととのえ粥ができました。
春菊と桜えびのおかゆのレシピ

調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 乾燥桜エビ 2つまみ(約3g)
- 水 750ml
- 春菊 1枝
- 塩 小さじ1/3〜
トッピングに
- 味噌
- バター
- 白ごま など

つくり方
厚手の鍋に研いだ米、桜エビ、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で25分煮込む。

刻んだ春菊を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに5分煮込む。


さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!


いただきます!気になるお味は?
春菊に、桜エビ。よく考えたら、春に桜に、なんだかぽかぽかしてくる名前の組み合わせですねえ!

おっと!
呑気に写真を撮っていたら、どんどんバターが溶けてきてしまいました!

いっただきまーす!

……「♡」!
春菊のほんのりの苦味が、草を食みたい今朝のわたしの身体にぴったり……!ああ……こういうの食べたかったの……!
春菊×桜エビ=おいしい!
味噌×バター=おいしい!
春菊×桜エビ×味噌×バター=すごくおいしい!!!
直感的に選んだ組み合わせでしたが、それぞれのおいしさが、組み合わせによってグッと引き立つ感じで、たいへんおいしゅうございました。
ふー、ととった!いい朝、いい朝。ごちそうさまでした!
冬は特に!お湯で器を温めてから盛りつけると、あつあつが長続きでおいしいですよ。おいしいひと手間。


しゅんぎくは「食べる風邪薬」と呼ばれ、古くから漢方薬としても用いられています。独特の香りが気の巡りをよくして、精神を安定させ、ストレスを緩和したり、胃腸の働きを整え、胃もたれを改善する作用があるといわれています。(中略)美肌効果も期待できます。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.122「しゅんぎく」より





