肉厚なつくりと力強い粘り気が特徴の加賀野菜「加賀れんこん」でれんこん粥を作りました!
ポイントは、輪切り&すりおろしのダブル使い!
加賀れんこんの場合、特に「すりおろし」のおいしさが際立つようで……
おかゆが、も〜〜〜〜〜っちり!♡
これは、誰がなんと言おうと、もっちり以外の言葉で表現できません。(誰もなんとも言わないと思うけど)
いつものレシピでつくったのに、こんなに味の濃さや食感が変わるのか!と驚き桃の木!
あらためて、お粥は素材の魅力が引き出されるんだなあ〜……と感動でした。
加賀野菜「加賀れんこん」との出会い
加賀野菜とは、金沢で1945年以前から栽培されている伝統のお野菜たち。加賀太きゅうりや金時草、そして加賀れんこんなど、全部で15品目が認定されているそうな。
わたしがはじめて加賀れんこんを食べたのは、金沢の天ぷら屋さん。
味の濃さにも驚いたのですが、一番の驚きはサクッと噛んだ後に、れんこんの繊維がびよ〜ん!と伸びてくること!
わたあめのように細い細い繊維が伸びてくる、伸びてくる!こりゃ、ふつうのれんこんじゃないぞ!
よし!お土産に買って帰ってお粥にしてみよう!と思ったのでした。
加賀れんこんを買ってみた
加賀れんこんを求めて、近江町市場へ。
泥つきのれんこんなんて東京でみかけないから、お店に並ぶ姿にびっくり!真っ黒じゃんかさ!
でもきっと、泥つきだと鮮度がキープされるんだろうな。自分がれんこんだったとしても、裸でお店に並べられるよりも、布団にくるまれて並べられるほうが機嫌良くなれる気がしますもん。
しかも1個ごとに値札がついていて、サイズによってお値段が違うのもうれしいポイント。お料理によって大きいのがいいときと、小さいのがいいときってありますもんね。
「おかゆにしたいので、小さいのください♪」と購入したのが、こちらの加賀れんこん。
手のひらサイズ、170gほどで230円。
スーツケースに入れて、一緒に東京に帰ってきました。いただきます!
加賀れんこんをおかゆに
泥つきだし、加賀れんこんそのもののお味が濃いように感じたから、皮をむいて調理してみました。
皮をむくと、うまれたての真っ白なお肌がつるり。輪切りにしたものは酢水につけて白さを維持。
あとはいつものれんこん粥のレシピと一緒です。
作り方は一緒、なのだけど、お味の濃さも、粘り気も、ずいぶん違くて!
あー……おいしーーーい……!
せっかくなら、おかゆ用だけじゃなくてもっと買えばよかった〜……。きんぴらとか、煮物とか、ほかのお料理もちがうんだろうな。
また訪れたときの、たのしみに。すてきな出会いに感謝、感謝です。
と〜ってもおいしゅうございました!ごちそうさまでした。
参考書籍:『ニッポンを解剖する! 金沢 能登図鑑』2018年、JTBパブリッシング
大好きな「ニッポンを解剖する!」シリーズ。
北海道、京都、名古屋など日本の主要都市バージョンが出ています。デザインもきれいで、パラパラ眺めているだけでもたのしいです♪