もちふわ〜♡
山芋団子汁の発想を拝借してお粥にしてみました。その名も「山芋団子粥」！（そのまんま……）
作り方はかんたん。すりおろした山芋をお出汁で炊き上げたお粥にポトン、と落ととすだけ。
むちっ＆ふわっと膨らんだ山芋の団子と、とろとろのお粥さんの絡み。し・あ・わ・せ〜……！
ポイントは粘り気の強い山芋を使うこと！今回は石川のブランド山芋「加賀丸いも」を使いました。
石川県のブランド山芋です。
ぜひ自然薯や大和芋など、とっておきのお芋さんでお試しあれ！
山芋団子粥（加賀丸いも団子粥）
おすすめシーン：消化の良いものを食べたいとき、乾燥ケア、胃腸ケア、アンチエイジング
調理時間：50分
材料（お茶碗２杯分）
- 生米 1/2合
- だし汁 800ml
- 山芋 300g 程度
- 塩 小さじ1/2
トッピング
- 小ネギ、みょうが など
＜ポイント＞粘り気の強い長芋や自然薯でも
強い粘り気が特徴の加賀丸いもを使用しました。自然薯や大和芋などでもOK。粘り気が弱いものは片栗粉など「つなぎ」を入れて。
つくり方
厚手の鍋によく研いだ米、だし汁800mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
鍋の様子を見守りつつ、丸いもの下ごしらえを済ませておく。皮をむき、まあるい円を描くようにすりおろす。
30分煮込んだら、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜる。
すりおろした丸いもをスプーンですくい取り鍋に落とす。
再びグツグツとしたら火を止めて、フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成！
いただきます！気になるお味は？
キュン。ふわふわの雲が浮かんでいるみたい。かわい〜い……！
香りのアクセントに、みょうがと小ネギを添えて。
さっぱりとわさびを添えたり、冬には柚子も合うでしょうね。しっかり栄養補給をしたい日は卵黄乗せ、というのも魅力的◎
もちっ。むちっ。ふわっ。
おいひ〜……！ひあわへ〜♡（おいし〜……！しあわせ〜♡）
つなぎなし100％お芋さんの「団子」は、ほんのりお芋の甘味も感じてやさしい、やさしい。
さらさらのお出汁に「山芋団子」もおいしいけれど、とろとろのお粥さんとの組み合わせもこれまた美味。
お粥自体は卵粥でも七草粥でもどんなお粥でも良いのだから、いろんなアレンジができちゃいそう◎
あたらしいおいしさに出会えて、うきうきが止まらん！
初めての食材を使って、その食材の特徴を活かすためのお粥は……と考えると、日常の発想の枠から出たものに出会えるなあ。旅ってすごい。出会いっておもしろい！
と〜〜ってもおいしかったです！ごちそうさまでした。
ながいも、やまといも、じねんじょなどさまざまな種類があります。（中略）消化吸収を促すほか体を潤す作用があり、肺や胃腸を丈夫にしたり、美容やアンチエイジングの効果も。
『増補新版 薬膳・漢方 食材＆食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.155「やまのいも」より
だし汁：まるも 鰹ふりだし
米の品種：ミルキークイーン
塩：珠洲の海
加賀丸いもを大満喫！
今回使った加賀丸芋はどどんと手のひらサイズ。これでもお店に並ぶ小さい方だったんですよ〜、びっくり！
すりおろしてもお箸ですくえるくらい、強い粘り気の加賀丸いも。
お粥には半分ほど使って。もう半分はお漬物と、すりおろしをそのままでお刺身風に、わさび醤油をつけて。
加賀丸いもの、ぎゅっと詰まったキメの細かさ＆力強い粘り気を満喫できました！
はあ、素敵。はあ、美味しかった。ごちそうさまでした。
