やっぱり別次元に旨味がでますわ、骨つき肉!
急に気温の下がった朝、ぽかぽかを求めてとっておきの鶏粥をつくりました。作り方は意外とかんたん。鶏肉、にんにく、生姜、長ねぎを米と一緒に煮込むだけ!
今回は鶏手羽先を使いましたが、手羽元や、ぶつ切りもおすすめ。ただし、素材のお味がモロに出るので、解凍品や鮮度に自信がないものは避けた方が無難です。
ごちそうすぎる濃厚な鶏粥。バリエーションのひとつとして、是非。
鶏粥のレシピ
おすすめシーン:胃腸の養生、冷えがあるとき、疲労回復
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 750ml
- 鶏手羽先 4本
- にんにく 1かけ
- 千切り生姜 1かけ分
- ねぎの青いところ 10cm
- 塩 小さじ1
トッピングに
- 黒胡椒
- クコの実 など
つくり方
鶏手羽肉に塩(少々/分量外)をまぶし、揉み込んでおく。
厚手の鍋によく研いだ米、にんにく、千切り生姜、ねぎの青いところ、鶏肉を入れる。水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、さっとアクをすくいとり、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
アクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
いただきます!気になるお味は?
鶏の旨味がぶわ〜〜〜っ!
みてみて。お粥が白濁しているの、わかりますか?
鶏の脂が広がって、鶏白湯のようなポタージュ感!んんん〜、おいしい。
臭み消しとして入れた「ネギの青いところ」、風味づけの生姜&にんにくは、取り出すという選択肢もあるけれど、我が家では具としていただきます。くた〜っとしたネギも、上顎で潰せるほど柔らかいにんにくも、おいしいもの。
ちなみに、今回の鶏粥に「クコの実」「なつめ」「高麗人参」などの食材を加えて煮込むと、かなり参鶏湯っぽいお味に!もっと寄せるなら「もち米」を使うのもおすすめです。
梅雨の時期は身体が変な冷え方をすることも多いもの。身体の内側から温まるスタミナ食材を上手に取り入れて、ごきげんですごせますように!
ふー、いい感じ!
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。
脾と胃の働きを助け、胃腸を温めることで、食欲不振や下痢を改善します。血と気を補って、疲労回復や母乳の出を良くする効果もあります。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.242「鶏肉」より
米の品種:ミルキークイーン
塩:海の精