食べる特効薬、葛粥!水分多めに作ったおかゆに、水で溶いた葛粉を混ぜ込んだら完成です。
できたての葛餅のようなつるりとした舌触りがとってもおいしいですし、身体の内側からジンジン温まって、しあわせ〜……!
葛根湯でおなじみの「葛」。
わたしは寒暖差がある季節に、肩こりからくる頭痛に襲われるときがあって。そんなときは葛がてきめんです。身体がほぐれる感じが心地よくて、どうやら身体に合うみたい。
冷えがある日、風邪の気配がある日に、是非。
水分多めの白粥に水溶きの葛を混ぜ込んで完成です!
葛粥のレシピ
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 800ml
- 本葛粉 15g
- 塩 少々
トッピングに
- 柚子皮
- おろし生姜
- お砂糖 など
<ポイント>
・トッピングは、葛餅をヒントに黒蜜やきな粉もおすすめです。桜の塩漬けとかもステキ!
・葛はほぼ無味なので、いつも通りのしょっぱい系のトッピングも◎
つくり方
STEP
鍋の温度を上げる
厚手の鍋に研いだ米、水800mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
STEP
コトコト煮込む
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
STEP
葛を入れる
塩で味をととのえる。水で溶いた葛を少量ずつ加え、鍋全体をゆっくりとまぜる。もったりとしたら火を止める。
STEP
蒸らし
フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
この世には葛粥のレトルトもあるんですよ〜!
葛の根は葛根(かっこん)と呼ばれる有名な生薬。葛根湯は、風邪のひき始めの特効薬です。熱をとる作用があり、首や肩のこわばりを改善します。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.40「葛」より