日光・京都の名物「ゆば」と、和歌山・奈良の名物「茶粥」のコラボレーション!
ふしぎとしっくり馴染むのは、水が綺麗な土地、という共通項があるからでしょうか。
ふわりと広がる大豆の風味がなんともお上品。茶粥の口当たりがサラサラだから、ゆばのれろっ&しこっとした食感が映える〜……◎
どこかのお寺さんとか、旅館とかで出てきそうな滋味深いおかゆさんでした。
じっくり心を落ち着けたい朝に(でも、調理時間は時短したい朝に!笑)、最高ですねえ。新定番の予感です!
ゆば茶粥のレシピ

調理時間:30分
茶粥の完成3分前に乾燥ゆばを入れます!
材料(お茶碗2〜3杯分)
- 生米 100g
- 水 1000ml
- ほうじ茶 2〜3パック
- 乾燥ゆば 10g程度
- 塩 小さじ1/3
ご一緒に
- 梅干し
- 柚子胡椒
- 三升漬 など

つくり方
深さのある鍋に水1000mlを入れて強火にかける。この間に米を研いでおく。
沸騰したら研いだ米、お茶パックを鍋に入れる。再び沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
フタをせずに10〜15分ほど中〜強火にかける。ぐるんぐるんとお米を対流で踊らせながら煮込む。

※お茶の色が濃いめに出たらお茶パックを取り出す。
仕上がり3分前にゆばを入れる。

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜたら、完成!


いただきます!気になるお味は?
ゆばが水分を吸って、茶粥の水気がずいぶん減りました。
でも、口当たりのサラサラ食感は健在!

ほうじ茶の風味と、ゆばの大豆の甘みって、合うんですねえ。
素朴×素朴で、主役が不在になるかと思いきや、しっくり馴染んでひとつの料理としての完成度が高かったです。

付け合わせもシンプル系で揃えることに。梅干し、柚子胡椒、三升漬。

夏の酸味や辛味は、身体が喜ぶ心地がありますねえ。
「あ〜、ととのった!」と、身体を伸ばしたくなるようなおかゆさんでした。
とーーってもおいしかったです!ごちそうさまでした。

青唐辛子・麹・醤油を一升ずつの分量で漬け込むのが由来の「三升漬」。北海道、東北の郷土料理だそう。札幌で出会って以来、おかゆとの相性のよさにメロメロです♡