3月3日はひなまつり。サクサクあま〜いひなあられを、こってり豆乳粥に乗せてみました!
ええっ!?お粥にお菓子!?……と、びっくりするかもしれませんが、改めて考えてみると、お粥もあられも材料的にはどちらもお米。親戚同士、もちろん、合うのです。
豆乳も、台湾スイーツの豆花や、豆乳プリン、ソイラテなどからもわかるように、甘い系との相性の良さは折り紙付き。
こってり、サクサク。かわいくて、キュン!♡季節の彩りを堪能できました。
ひなあられのせ豆乳粥のレシピ
おすすめシーン:ひなまつり、ひなあられが余ったとき笑、胃腸の養生、疲労回復、冷えがあるとき
調理時間:50分強
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- 水 500ml
- 無調整豆乳 300ml
- 塩 小さじ1/3
トッピングに
- ひなあられ
- 柚子胡椒
お好みで
- お砂糖
<ポイント>牛乳くらいのとろみに
粘度の高い豆乳は水で薄めて牛乳くらいのとろみにします。
つくり方
鍋に米、水500mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
豆乳300mlを計量して常温に置いておく。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で20分煮込む。
豆乳を投入する。ゆっくりと混ぜ、一度中火にする。表面がふつふつしてきたら、先ほどと同様にフタをして、ごく弱火で10分煮込む。
さっと膜をすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分放置して蒸らす。
おかゆを器にもりつけ、ひなあられをのせたら完成!
いただきます!気になるお味は?
いろどりに、キュン!♡
ひなあられがカラフルなのは、四季を通して健やかに過ごせますように、という願いが込められているのだとか。春の桃色、夏の緑、秋の黄色、冬の白、かな。すてきだなあ。
とろ〜りこってりな豆乳粥に、サクサクのひなあられ!♡
それから、大人なアクセントに「柚子胡椒」。
豆乳粥×ひなあられのポップでかわいいお味も魅力的だけど、柚子胡椒を添えることで途端にオトナな雰囲気に。
切山椒や、和菓子に添える柚子……みたいな感じで、柚子胡椒もキリッと上品なアクセントになるのですねえ。
いつもは自分の身体の調子を基準に「今日はどんなおかゆにしようかな〜?」と考えるけれど、ときどき「今日は○○の日だから△△を食べよう!」と季節の食材を取り入れてみると、あたらしい出会いがあるものですね。もっともっと、お粥の世界は広がっていきそう!
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。
大豆は脾を養い、胃腸の機能を助け、腸を整える食材。血を作るのを促したり、血流をよくするといった作用もあります。良質のたんぱく質、脂質、炭水化物のほか、鉄などのミネラル、食物繊維も豊富で、疲労回復や生活習慣病の予防などに有効。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.96「大豆」より