鍋の季節がやってきました!
新潟県寺泊発の大好きな鮮魚店「角上魚類」で、キラッキラのあんこうを発見!
こ、こ、これは……お粥にするしかない!(あらゆる食べ物をお粥にしたくなるお粥研究家)
あんこう鍋は晩御飯にするとして。
鍋用あんこうから食べやすそうな身を100gほど取り分けて、あんこう粥なるものがどんなものかチャレンジしてみました!
まだ完成系ではないので「(覚書)」として、残しておきます。
あんこう粥のレシピ(覚書)
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- 水 750ml
- あんこう 100g
(鍋用・ぶつ切り) - 塩 小さじ1
トッピングに
- ねぎ
- みそ
つくり方
湯通し用に鍋に湯を沸かす。
あんこうを湯にくぐらせる。全体が白っぽくなったら冷水ですすぎぬめりをとる。よく水を切ってざるにあけておく。
お粥を作る用の厚手の鍋によく研いだ米、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
お粥の鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で20分煮込む。
湯通しをしたあんこうをお粥の鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに10分煮込む。
アクをすくいとり塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5〜10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!
白身魚の淡い香りがふわり!
もっとブワ〜〜〜〜ッ!!!っとあんこうの香りがするものかと期待していたけれど、香りはふわり、って感じです。
初めは塩を小さじ1/2ほどにしたのですが、ぼけ〜っとしたお味で。さらに小さじ1/2追加して、最終的に小さじ1の塩で味が決まりました。
臭みもないし、あんこう特有の甘みのほんのり感じるし、澄んだ風味でおいしいといえばおいしいのですが……
それにしてもお上品すぎるほどにお上品。
もっと濃ゆいあんこうの旨味が出るかと思ったのに、どうしてだろう?
湯通ししすぎたのか、水気が多すぎたのか。
なにかヒントがあるかなーと、食材事典で「あんこう」を調べてみると……
身、肝、胃袋、皮、えら、ヒレ、卵巣は「アンコウの七つ道具」と呼ばれ、鍋料理には全て入れるのが本来のレシピといわれています。
『NHK出版 からだのための食材大全』池上 文雄 (監修)、2018年、NHK出版 P.244「あんこう」より
あ、ひょっとしたら……!
あんこう鍋は晩御飯にするとして。鍋用あんこうから食べやすそうな身を100gほど取り分けて、あんこう粥なるものがどんなものかチャレンジしてみました!(冒頭より)
お味が思ったより出なかった理由は、食べやすそうな身の部分「だけ」を使ったから……?
あんこう鍋のおいしさは、いろいろな部位から出る旨味が総合的にあつまってつくりだすもの説!
うんうん、大いにあり得る。
特に肝を入れなかったのは采配ミスだったのかも。美味しさの肝でしょうし(文字通り)。
でもでも、新鮮なあんこうであれば湯通しすれば生姜などを入れなくても臭みがでないこと、それから甘めの味噌のトッピングがよく合うことを発見。
次回は、部位をひとつに絞らずいろんな部位をミックスしたあんこう粥にチャレンジしてみようと思います!
とても良い出会いでした!ごちそうさまでした。