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【レシピ】里芋粥【お粥研究家の粥日記2022/12/08】

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ねっちょりほっくり!

冬においしい「里芋」をお粥にしてみました。

ポイントは、里芋の素直な風味が引き立つように、だし汁を使って炊き上げたこと。

香りの良い味噌や、柚子皮を添えて。里芋のただいま感……よきですねえ。

里芋粥のレシピ

里芋粥の画像

おすすめシーン:疲労回復、胃腸の養生、二日酔いの朝、食欲がないとき
調理時間:50分

米の品種:魚沼産コシヒカリ
塩:海の精

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米  1/2合
  • だし汁 750ml
  • 里芋  1個 ( 約100g )
  • 塩   小さじ1/2

ご一緒に

  • 柚子皮
  • 味噌たれ
    ……麦味噌に少量の湯、お砂糖を混ぜたもの

<ポイント>だし汁について
だし汁は水+顆粒だしでもOKです。

つくり方

STEP
材料を用意する

里芋の皮をむき、水にさらす。米1/2合を研ぐ。

里芋の皮をむいている画像
里芋を水にさらしている画像
STEP
鍋の温度を上げる

鍋に里芋、米、だし汁750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

だし汁を入れている画像
中火にかけている画像
STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

弱火で煮込んでいる画像
STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5〜10分放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

里芋のアクをすくっている画像
里芋粥を盛りつけている画像

いただきます!気になるお味は?

「あまじょっぱ」がよく合う里芋に、甘くした味噌のタレと柚子皮を添えて

里芋粥の画像

里芋はとても素直な風味だから、だし汁で炊き上げて大正解。

だし汁を使わない場合も、ホタテの貝柱や、イカ、鶏肉など旨味が出る系の食材と合わせると上手にまとまりそうです。

里芋粥の上からの画像

そしてそして!里芋のねっちょり感がめちゃうま〜〜〜!

里芋粥をすくっている画像

里芋から出る「ぬめり」で、おかゆがもったり仕上がるという嬉しい特典。(煮物にするときはこの「ぬめり」を取るために下茹でが必要、とされてるわけですけどね。おもしろい!)

里芋のねっちょり、ぬめりのもったり。ボリュームも感じるウマウマな一皿でございました◎

と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

気を補い、胃や腸の粘膜を保護して丈夫にする作用があり、疲れているときや、食欲のないときにとりたい食材です。特有のぬめり成分には、脂質代謝をよくしたり、肝臓の働きを高める作用があり

『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.154「さといも」より
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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。