わたし、葉桜も好きなんですよねえ。
桜が満開のときや、桜が散る姿には、春の終わりを感じてさみしくなっちゃうけれど、葉桜は初夏の気配でうきうきするっていうか。なんか「はじまり」って感じがして好きなのです。
今朝はそんな葉桜をイメージしたお粥さんをつくりました。
桜の塩漬けが香るとろろと、緑の野菜のとろろの、ダブルとろろ。名付けて、葉桜とろろ粥!
見た目に全振りかと思いきや、「とろろ×粥=おいしい」という法則通り、お味の方も折り紙つきです◎
葉桜とろろ粥のレシピ
おすすめシーン:眼精疲労、肩こり、胃腸の養生、アンチエイジング
調理時間:10分〜
材料(お茶碗1杯分)
- おかゆ 1杯分
- 長芋 1/2本
- 桜の塩漬け 1枝
- ゆかり 少々
- 葉物野菜 刻んで大さじ1程度
……ほうれん草、しそ、みつば、七草など
トッピングに
- 桜の塩漬け
お好みで
- お醤油
※写真は2杯分で作っています。
つくり方
長芋(やまのいも)をすりおろし、ふたつのボウルに分ける。
ひとつは刻んだ桜の塩漬けとゆかりを混ぜ込む。もうひとつには葉物野菜を混ぜ込む。
今回は冷凍しておいた七草を使いました。茹でほうれん草やよもぎもおすすめです。お好みで「白だし」などを入れても◎
おかゆをつくる。レトルト粥の場合は温める。
器におかゆを盛りつけ、とろろをかける。お好みでお醤油をかけて召し上がれ。
いただきます!気になるお味は?
緑と、桜と。葉桜をイメージしたお粥さんの完成です!
桜の色っぽいあの香りと青みの組み合わせは、和菓子でもお馴染みの鉄板のおいしさ。
そして、お粥ととろろも、あったか×つめた、ぽってり×じゅるりの黄金コンビ。
ちゅるっとぺろっと食べちゃいました!
はあ、忙しいなあ。年度はじめって感じだなあ。うっかりしているとビールのパッケージで季節を感じる暮らしになっちゃうけれど、食卓に季節を取り入れて、すこし窓を開けて空をみて、今を自分で感じていきたいな〜と思ったのでした。
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。
消化吸収を促すほか体を潤す作用があり、肺や胃腸を丈夫にしたり、美容やアンチエイジングの効果も。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.155「やまのいも」より
眼精疲労に伴う頭痛にも効果が期待できます。(中略)さらに肝機能を高めて、血液の流れをよくするはたらきによって、肩こりや肌荒れなどにも効果を発揮します。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.155「やまのいも」より