コクうま〜……!イカスミ入りの塩辛「黒作り」をお粥にしました。
金沢のスーパーで出会った「黒作り」。北陸、富山の名物なんですって!初めてみました!
黒作りのおかゆは、食欲かきたてる系のウマウマ系。おいしさお墨つきな一皿です◎(墨だけに)
ポイントは、ごま油をお米に絡ませて中華風にしたこと。イカの塩辛は旨味がとっても強いため、ごま油をお出汁に使うことでバランスを取ることができるのです。
実は「塩辛の中華風粥」は以前作って大成功だった一皿。この時「ポイントはごま油だな」と学んだのです。
ちなみにちなみに……イカの塩辛には「赤作り」「白作り」「黒作り」があるそうで。
【赤作り】一般的な塩辛。イカを皮つきの状態で仕上げた塩辛。
【白作り】皮を剥いだ状態でつくる塩辛。真っ白〜淡いピンク色。
【黒作り】イカスミ入りの塩辛。色だけではなくてコクも加わる。
どのくらいお味が違うのか比べてみたい!
知ってるようでしらない塩辛ワールド!いろんな塩辛をおかゆにしてみたくなりました。
イカスミ入り塩辛 黒作りのおかゆ(イカスミ粥)
おすすめシーン:二日酔いの朝、食欲のないとき、シメ粥
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- ごま油 小さじ1
- 水 700ml
- 黒作り 30g 程度
- 塩 小さじ1/3
トッピングに
- 黒作り など
<ポイント>生姜もおすすめ
黒作りを鍋に入れるときに「おろし生姜」を小さじ1ほど入れるのもおすすめです。イカ特有のクセを抑えつつ、より作り込んだお味になります◎
つくり方
厚手の鍋によく研いだ米を入れ、ごま油を絡める。
厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で25分煮込む。
黒作りを鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに5分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
ほたるいかの黒作りもあるみたい!おいしそ〜う……!
いただきます!気になるお味は?
ででん!Here is 黒粥!黒作り粥!
写真では「黒米……?黒ごま?」と正体が分かりにくいですが、香りがもう、ばっちりイカ!!!!
見た目も香りも、イカしてるぜ!
黒作り特有のイカスミのコクがおかゆそのものの味に深みを出しています。んーーーまっ!
お味がしっかりしているので、卵黄を乗せたり、バターを乗せたり、こってり染めもおいしそうですし……!
柚子皮や青しそなど、さっぱりのちょい足しもよきですねえ〜……!
「赤作り」「白作り」「黒作り」のそれぞれで比べてみたいし、産地や、イカの種類が違う塩辛でも試してみたい!塩辛、という馴染みの食材だけでも何十種類ものお粥に出会えちゃいますね。
あ〜、おいしかった!ごちそうさまでした。