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【レシピ】緑茶のおかゆ ペットボトルのお茶を使って炊くおかゆ【お粥研究家の粥日記2025/08/22】

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綾鷹でおかゆを炊くとどうなるでしょう?結果、残念ながら香りが抜けてしまいました……。

が!ほんのり残る渋さが、佃煮・甘露煮系にめっちゃ合う◎ お茶とお茶請けの関係と同じで、甘い系のごはんのお供との相性が良いようです。

明らかに白粥とはちがうし、お茶漬けとも、茶粥ともまたちがう。あたらしいおいしさに出会えました。

お茶×おかゆ、まだまだ知らない可能性を秘めていますねえ!

緑茶のおかゆ ペットボトルのお茶を使って炊くおかゆのレシピ

調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米    1/2合(約75g)
  • 緑茶飲料  500ml
  • 水     250ml
  • 塩     小さじ1/3

ご一緒に

  • 佃煮
  • 甘露煮 など

<ポイント>お茶と水をブレンドして
お茶100%で作ると膜が張り吹きこぼれやすくなるほか、渋みが強くでてしまいます。水で薄めて炊くのがおすすめです◎

つくり方

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋に研いだ米、緑茶飲料500ml、水250mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

鍋に箸をかませることで吹きこぼれにくくなります◎
STEP
味つけ

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。

STEP
蒸らし

フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

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綾鷹
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いただきます!気になるお味は?

おお〜、緑茶がほうじ茶色に!

とろみがでるのも特徴的ですね。

どんな味と合うのか想像ができなかったので、トッピングではなくて「添え物」で探検。

海苔の佃煮、いわしの甘露煮、酢豆腐(こちらについては後ほど詳しく!)。

酢豆腐だけちょっとズレた感じでした。お茶のしっとり感と酸味の刺激のテンションが合わないというか……唐突感?梅干しとか酸味系もあんまり合わないかもしれません。

煮込んだ緑茶のおかゆは、どちらかというと、コク系・甘味系・滋味系が合うようです。透明系・澄んだ系・刺激系を合わせるのであれば、粒感がある「茶粥」のほうが断然相性がいいですね〜。

そう考えると、さつまいもや豆類と合わせてもおいしいのかも?豆の甘露煮もすごく合いそうだな〜!

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次はどうしよう?こうしてみようか?と広がるおかゆさんでした。

あー、おいしかった!ごちそうさまでした!

実験中!酢豆腐

さて、今日のおかゆとの相性は微妙だった「酢豆腐」ですが、モノとしてはたいへんおいしく!◎

出会いはモツ焼き屋さんでした。

酢豆腐
たぶん色は「梅酢」によるもの。おいしかったです……!

チーズのような不思議な口当たりで、ちびちび食べるのに最高で……!

調べてみると、高知県に「豆腐の梅酢づけ」という郷土料理があったり。

「豆腐のピクルス」というレシピもたくさんあったり!豆腐って漬けてもおいしいのですね。

色々なレシピからポイントを拝借して、甘酢+ゆかりで漬けてみることに。

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三島
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丸1日でしっかり色が入りました。

さっとすすいで、カットしたら完成です。

一口食べると、「♡」!

そうそうこれ!と思わず声がでる、ねちょっとしたしっとり感……!そうそう、これこれ。のんべえにはたまらんわ〜……!

酸っぱいものって、シャキシャキやカリカリなど、食感が元気なものが多いから、このしっとりで酸っぱいって貴重な気がするんですよね……!

酸味とおかゆはすごくよく合うので(梅干しの仕組みですよね!)、この酢豆腐もどこかで化けるのでは?と目をつけています。

もうちょっとシルキーなねっとりさが欲しいので、次回は絹豆腐でやってみます。

酢豆腐実験も、続けてみまーす!

https://twitter.com/kayu_szk/status/1958683865012195414

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運営者情報

お粥研究家・料理研究家・文筆家・日常思想家。著書『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)。おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動中。NHK 「あさイチ」、読売新聞、ほぼ日などに出演。JAPAN MENSA会員。