社会派ブロガーちきりんさんのVoicyのおかげでコンテンツクリエイターになった話|雑記#0042

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#001からはじまった、社会派ブロガーちきりんさんのVoicy(音声配信)が、もうすぐ#999を迎える。

10分以上の、999本。9990分としても、166.5時間!6.94日。すごい、まるまる1週間分。5年間で1週間もちきりんさんの声を聞いていたのだと思うと、そりゃ人生の方向もエネルギッシュになるよな〜と思う。

わたしは今32歳で、中学生のころ(2005〜08年ごろ)からちきりんさんのブログを読んでいたから、人生の半分以上をちきりんさんの言葉とともに生きてきたことになる。高卒認定を取得して大学に行くと決めたときも、就職活動をしないで自分の仕事を作ると決めたときも、自分で考えて決めることがすごくたのしかった。わたしの「思考好き」の種は、間違いなくちきりんさんが蒔いてくれたものだと思う。

もくじ

コンテンツクリエイターという言葉にもピンときていなかったのに

ちきりんさんがVoicyをはじめたのが2020年。この5年間で、わたしは発信する側になった。

2020年にちきりんさんがVoicyを始めたころ、ちょうどわたしは「お粥研究 鈴木かゆ」という名前で、Instagramにおかゆの写真を投稿し始めたころだった。自分のための食事アルバムのつもりで始めたものだったから、ふわ〜っとゆるくやっていた。ITの仕事がたのしい時期だったから、おかゆは趣味だったのだ。

ちきりんさんがVoicyのテーマを知ったとき、ビビビビビ!と、強烈に「キタ」のを覚えている。

あのちきりんさんが「コンテンツクリエイターに役立つ情報」の発信を始めたのだ。

価値とは何か、印税の話、収益化の方法、肩書きの重要性。
炎上対策、発信者同士の関わりのこと、仕事とするときの心構え。

知らない世界を覗くようでゾクゾクおもしろいのと同時に、「自分の場合はどうだろう?」と自然と考え始めた。しかも、当時本業だったITの分野ではなく、趣味だと思っていた「おかゆ」の分野で!

「コンテンツクリエイター」という言葉すら自分ごととして認識していなかったのに、わたしのおかゆの発信は間違いなく「コンテンツ(=価値あるもの)」で、ITの仕事よりもこっちじゃん!こっちのがわたしにしかできないじゃん!と、気づいたのだった。

お粥研究家業をコンテンツとして考えた

気づいてからは、早かった。大好きなおかゆのために何ができるのか。どうなりたいのか、どうありたいのか。かなり細かく作戦を立てた。

  • 「わたし(鈴木かゆ)」を売るのではなく「おかゆ / OKAYU」を文化にする
  • 爆発的にバズらないで、10年計画でゆるやかに第一線の立場になる
  • 自由な発言ができる立場でいる
  • 得意を重ねていく、苦手なことはやらない

これらの指針を決めると、自ずと行動が決まった。

  • 特定の企業の「顔」になる仕事はNG
  • どこを無料にして、どこで収益化していくのか
  • 特定のプラットフォームの人にならない(「インスタグラマー」や「YouTuber」など特定のプラットフォームに依存して色をつけない)
  • やってみたい仕事の種をどんどん撒く(今は「おかゆ旅の仕事」「講演・トークイベント」「エッセイ・思想系の連載」がやりたい!) 

……etc.

ちきりんさんのアイディアを丸パクリしたり(雑記#0001からスタートもまさにそれ笑)、ときに「わたしの考えとは違うわ、むしろこうだわ」と思考を進め、仰々しいほどに細かく考えた。まっっっったくPR案件の兆しすらない、フォロワーさんが100人とか200人とか、そういう規模の段階で、「PR案件を受けないでやってこう」みたいなことを決めることができた。

どきどき「ほんとにビックマウスだよな〜」と自分で笑える瞬間もあったけれど、全然早すぎることはなかった。そもそもわたしはおかゆが大好きで、反応が1つもなくてもおかゆの発信を続けていく自信があった。とにかく続けてさえいれば、規模感が大きくなる、大きくなっちゃうのは必然だと、ちきりんさんの言葉でわかっていたからだ。

「斬新ですごい型」よりも「ラクに続けられる型」に価値があるのだと思う

この5年間で、いろんなおかゆのアカウントが生まれ、そのほとんどのアカウントの更新が止まってしまった。斬新ですごいものもたくさんあった。

わたしは、続けてこれた。とにかくたのしく続けてこれた。めちゃくちゃ優しいフォロワーさんに囲まれて、驚くほど贅沢な仕事に恵まれて、収入も爆上がりして、これからもどんどん活動が広がっていく手応えがある。発信の形を柔軟に変えながら、今もおかゆが大好きでいられているのは、最初の最初に「とことん考えた」からだと思う。

ちきりんさんのVoicyも、更新頻度が変わり、テーマが変わり、シリーズが生まれ、続いている。

なにかを始めるときは、つい「斬新ですごい型」を探したくなっちゃうけれど、実は「ラクに続けられる型」を見つけて試行錯誤を繰り返すほうが、よっぽど価値を大きくするのだと気づいた。

なるほど、そういうことだったんだなあ。

ちきりんさんが「声の発信はほんとにラク!」「ラクってほんとに大事!」と初期のころに繰り返し繰り返し言っていた意味が、やっと実感できたのだった。

思考の跡を残す

今は「おかゆを文化にする」が活動のテーマ!
「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えたい。
おかゆという料理のジャンルがもっと盛り上がってほしいから、研究家がどんどん増えてほしい!(カレーやおにぎり、ラーメンは研究家がたくさんいてうらやましい!)

それと同時に、ちきりんさんが「コンテンツクリエイター」に、思考の跡を残してくれたように、もっと大きな枠でも道を作りたい。「好きな食べ物を広めたくなった時にお店を開く以外の方法」とか「不登校からの就職に頼らない生存戦略」とか、そういういろんな「跡」を残したい。そんなわけで、雑記シリーズも続けてみている。

ちきりんさんのおかげで、わたしはコンテンツクリエイターになれました。

このバトンをふやして、つなぎます。 雑記#0042でした!

いちばん好きな放送はこれ!

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運営者情報

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

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