昨年2024年末にリニューアルしたエキュート上野!以前はお店ごとに区切られていてぎゅうぎゅうとした印象が強かったけれど、改装後はそれぞれのお店が開けた雰囲気に。
そんな新しくなったエキナカで、すばらしいディスプレイのお土産屋さんと出会いました。
食品サンプルのぞろぞろ展示に感動!「HANAGATAYA」さん
こちら、お土産のセレクトショップ「HANAGATAYA」さん!

みて、これ!みんな大好き、シウマイ弁当!……の、食品サンプル!!!

こんなふうに、ひとつひとつの商品に、食品サンプルがディスプレイされているのです……!す、す、すごい!


店内をながめながら考えた、食品サンプルとお土産の相性の良さ、この売り場だからこそのメリットのお話です。
①ジャケを超えて“納得の直感”で選べる
リアルな色や形、ボリューム、質感……さまざまな情報が直観的に伝わるのは、食品サンプルの最大の魅力。
「いろいろな味をちょこちょこたのしむのが好きなあの人にはコレかな〜」とか。

「あ〜このくらいの大きさのつまめるもの、あの子が好きそう!」とか。

お土産選びにも、人の数だけ“ツボ”がある。だからこそ、食品サンプルはそれぞれのお土産の正解にたどり着く手がかりになる!
食品サンプルの情報量は、パッケージや写真の何倍もある。だから、購入動機が多層になって、より多くの人が直感的に選べるのだろう。わりと運任せなジャケ買いになりがちなお土産選びが、食品サンプルによって納得感のある直観に変わる革命!
②未知の味にも手が伸びる、食品サンプルの魔法
「まだ食べたことがないもの」に対してのハードルを、ぐっと下げてくれるのもすごい。
食品サンプルは、洋食を日本に広めた影の立役者とも言われている。まだ洋食が特別だった時代、デパートの食堂に並んだ食品サンプルを見て、「人生初の料理」に挑戦した人も多かったそうだ。たとえば、オムライス。一度も見たことも食べたこともなかったら、名前だけではなかなか注文に踏み切れない。でも、あの卵の黄色と、ツヤっとしたケチャップを見たら、ドキドキがワクワクに変わった人も多かったと思う。
食品サンプルは新しいものに手を伸ばすきっかけになる。そして、多くのものが未知である海外の方にとっても、きっと、納得感のある買い物体験!
未知の商品・新商品のお土産が食品サンプルである価値は、めちゃくちゃ高い!
③記憶がよみがえる、お土産との再会体験
定番土産にとっても、食品サンプルで魅せるメリットは大きい。
「あ、東京ばな奈!ふんわりしてて、中のしっとりクリームもおいしいんだよね!懐かしい〜」……と、「味」も一緒に想起されるのは、食品サンプルならではの体験。

「あのとき1個だけもらった、あのお菓子……これだったのか〜!」と、パッケージと中身がつながる体験もとても新鮮だった。

五感が呼び起こされるのは、食品サンプルだからこそ。食品サンプルはお土産とのすてきな再会にも一役買ってくれそうだ。
まとめ:どこでも同じお土産をここで買おうと思える
これまでもポツリポツリと食品サンプルを置いているお土産屋さんはあったけれど、こんなふうに博物館の展示のようにズラ〜っと陳列されている姿ははじめてみた。(あるのかな!?わたしが初めてなだけなのかな!?)
ディスプレイに統一感があるから、純粋なモノとの出会いを楽しめる。すごくすてきな買い物体験!
海外の方は「KAWAII〜」「KAWAII〜」と盛り上がっていたし、学生さんも「これよくない!?けっこう量入ってる!」とわいわいしながら選んでいた。

東京土産はいろんな場所で買える。だけど、食品サンプルのぞろぞろディスプレイがあることで、ここで買う意味を感じる方も多いだろうと思った。
食品サンプルは、味を伝えるだけじゃなくて、記憶を呼び起こす。ときに人を思い出させ、「これがいい」と思わせてくれる。だからこそ、たったひとつを選ぶお土産の場にこそ、ぴったりな魅せ方◎
食品サンプルってやっぱりすごい!と圧倒させて、お土産の魅力をとことん引き出して、買い物体験を思い出にしてくれて……ああ、このディスプレイを作った方、天才だな〜〜〜!
そんなことを感じた、エキュート上野でのひとときでした。

多くの方にとって、おかゆは非日常の料理になっている現実……!ひょっとしたら、食品サンプルの力が生きるのかも……!?


店頭の食品サンプルディスプレイ、すばらしいです!

