少し身体が冷えてしまった朝。じわ〜っと温まる、地味うま系のお粥にしました。
なつめと生姜の組み合わせは、例えるならアップルジンジャー。なつめのフルーティーな甘味と生姜のキリリがとっても合うんですよねえ。
お砂糖は加えずに素朴なテイストで徹底。甘い系がお好きな方も、ぜひまずは素朴なお味をたのしんで、はちみつやお砂糖は「後がけ」がおすすめです。
いいなあ、地味うま。いいなあ、お粥。とってもとっても、癒されました。
なつめとしょうがのおかゆのレシピ
おすすめシーン：冷えがあるとき、貧血対策、アンチエイジング
調理時間：50分
材料（お茶碗２杯分）
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 750ml
- 乾燥なつめ ３〜５個
- 生姜 １かけ
- 塩 小さじ1/3
お好みで
- はちみつ、砂糖 など
つくり方
厚手の鍋に研いだ米、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
なつめを生姜をお好みで切り、鍋に入れる。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成！
なつめは調理しやすい＆パクッと食べやすい、種なしのものがお気に入りです♪
いただきます！気になるお味は？
う〜ん！地味！いいですね〜、枯れ色〜……！
りんごにも似た、なつめのやさしい甘味がふわ〜っと広がります。
ナチュラル感、よきですねえ。
生の生姜のビリッとした辛さではなくて、煮込んだ生姜のじわ〜っと広がる辛味が、なつめの甘みの広がり方と似ていて、馴染むのだろうな。
水分を吸ったなつめの食感は、じゅわり、くしゃり。
生姜の温め効果も相まって、身体がほかほか。
このやさしくじわ〜っと温まる心地、しあわせだなあ。
とってもおいしかったです！ごちそうさまでした！
とくに血を補い、脾と胃を丈夫にする働きは広く知られ、中国では「１日３個のなつめを食べれば、年をとっても老いが現れない」ということわざがあるほど、滋養強壮に有効。
『増補新版 薬膳・漢方 食材＆食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.34「なつめ」より
