なんだか食欲があるようなないような、何が食べたいのかよくわからないもや〜っとした朝。
冷蔵庫をパタパタして、ストック棚をキョロキョロして、調味料かごをチラチラ見て……ぴぴぴっと目が合ったのが、この子!ネギ油!
はじめてネギ油の香りをかいだとき「うわぉ、カップ麺のジャンキーな香りはこの子だったのか!」と感動したのを覚えています。THE お・い・し・いって感じのそそる香り。
麺×油のおいしさは言わずもがなですが、米×油のおいしさも相当のもの。
たとえば、中華粥を含む流行りのアジアン粥もおいしさのポイントは「油」。米と油を一緒に炊くことでおかゆが乳化。特有のとろりとした口当たりに仕上がるのです!
いつもは「米油」や「ごま油」を使うけれど、香味油は初めて。生米にネギ油を絡めてコトコト炊きまして、仕上げにも追いネギ油をたら〜り。
結果、食欲をかきたてるうまうま粥の誕生!
煮込んだネギ油は香りが抜けてしまってもったいなくも感じたけれど、油を使ったおかゆ特有のとろみがでるうえ、全体の一体感が出るという発見。
ひょっとして……チャーハンの決め手となる食材全般、おかゆにも相性抜群説……?いろんな広がりを感じる一皿でございました!
ネギ油のおかゆのレシピ
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- ネギ油 小さじ1
- 水 750ml
- 塩 小さじ1/2〜
トッピングに
- 小ネギ
- 黒胡椒
- ネギ油 など
ご一緒に
- 岩塩 など
つくり方
厚手の鍋に研いだ米を入れ、ネギ油を絡める。
水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
ネギ油、ニンニク油、鶏油……米×油はおいしい!