ちょろっとした大根の葉も、立派な具材!
さっぱり感が欲しい朝、大根の葉・茎のシンプルなお粥さんをいただきました。お粥に入れると、葉の青みも、茎のシャクシャクの歯触りもと〜ってもおいしいのです。
実はいつも食べている「根」の部分よりも、「葉」の部分の方が栄養価が高いそうで。
おいしくて、しかも栄養たっぷりですと?……こ、こ、これは!食べなきゃもったいなーい!
大根の葉粥のレシピ
おすすめシーン:風邪予防、胃腸の養生、すっきり感が欲しい日
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- 水 700ml
- 大根の葉 40g
- 塩 小さじ1/3
ご一緒に
- 白ごま
- 山椒
- お塩
< ポイント >
大根の葉を入れすぎると苦味が強くでてしまうことがあります。見た目のバランスを考えても30g〜50g程度が適量のように思います。
つくり方
鍋に研いだ米、水700mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
この間に大根の葉を細かく切っておくと流れがスムーズです◎
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で20分煮込む。
細かく切った大根の葉を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに10分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5〜10分放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
いただきます!気になるお味は?
よし、よし!良いバランス!◎
入れる時は「これだけ〜?」と思うほど少量だったけれど、白と緑の見た目のバランスも、シャクシャクの歯ごたえのアクセントとしても、このくらいがちょうどよき!あまり多すぎてもきっと苦味が強すぎちゃいますもんね。
七草粥のような、こざっぱりとしたおいしさ!あ〜、こういうのが食べたい朝だったの〜!
大根の葉の部分って、時間が経つとボロボロになっちゃって。捨ててしまうことも多かったけれど、買ってすぐの新鮮なうちにおいしくいただくのっていいですね。立派な具材、立派な具材!
ふう、すっきりさっぱり。
と〜ってもおいしかったです。ごちそうさまでした。
根の部分の95%は水分で、ビタミンやミネラルは根の部分より葉に多く含まれています。葉にはβ-カロテン、ビタミンC、K、葉酸、カリウム、カルシウムなどが含まれていて栄養豊富なので、葉も調理して食べるようにしましょう。
『NHK出版 からだのための食材大全』池上 文雄 (監修)、2018年、NHK出版 P.82「だいこん」より