冬至この日。毎年恒例のかぼちゃとあずきのいとこ粥をつくりました。
一般的な冬至粥というと「小豆粥(赤豆粥)」ですが、我が家ではさらに「かぼちゃ」をプラス!
「かぼちゃとあずきのいとこ煮」ならぬ「かぼちゃとあずきのいとこ粥」をたのしんでいます。
レシピはこちら!
そもそも冬至って?
冬至は一年のうちでいちばん昼が短い日。太陽の力が弱くなることから生命力も弱くなると考えられ、厄祓いの風習ができたそうです。
冬至が最も昼が短い日ということは、冬至の翌日からはどんどん日が長くなって、運気も上がっていくタイミング!(=一陽来復!)
あたらしい良いものを入れるには、溜まった悪いものを手放しましょうってことですよね。冬至までに溜まった悪い「気」を払い、明日からのラッキーを掴んでこ!という。なるほどなるほど。
魔除けの色の赤である「小豆」。運気の上がるという「ん」のつく食べ物である「かぼちゃ(=なんきん)」。香りが強く、お清め・厄祓いの力があるという「柚子」。
出して、入って。手放して、得て。
エアコンの効いた快適な家の中でパソコンをカタカタしながら暮らしていると、するーっと通り抜けてしまいそうな季節の区切り。季節の行事をちょっとだけでも取り入れて、健康に感謝したり、自分を点検したり、そんなふうにやっていけたら素敵だなと思ったのでした。
冬至と粥
日本では「小豆粥(赤豆粥)」をいただく文化がありますが、他の地域でも似たしきたりはあるのでしょうか。
韓国も小豆粥!
韓国でも冬至(トンジ)にはあずきのお粥を食べる習慣があります。
日本よりずっと身近なようで。毎年SNSでは冬至の日に小豆粥の投稿をしている韓国のアーティストの方がたくさんいらっしゃいます。
沖縄の冬至雑炊
沖縄では冬至雑炊なるものも。
ジューシーは「沖縄風雑炊」や「沖縄風炊き込みご飯」と表記されることが多いですね。
粥と雑炊。雑炊と炊き込みご飯。このあたりの境界も非常に曖昧で多様です。
北欧のミルク粥
ゲルマン民族、ヴァイキングの人々に冬至の時期に行われていたという「ユール」というお祭り。後にキリスト教と混ざり合って、現在でもクリスマスのしきたりとして残っているものも多々。
フィンランドの「ミルク粥」のルーツは「ユール」なのだろうな。
冬至とクリスマス。クリスマスとミルク粥。まだまだ理解しきれていないですが、とても深い結びつきがありそうです。
おもしろいですねえ〜!
毎年ブラッシュアップ
あたらしいお粥を生み出すのもたのしいけれど、毎年恒例のものを「もうこんな季節か〜」とたのしむのも良いものですね。かぼちゃとあずきのいとこ粥は三年目でございました。
2020年のかぼちゃとあずきのいとこ粥
2021年のかぼちゃとあずきのいとこ粥
来年、2023年の冬至は今年と同じ12月22日。
一陽来復、無病息災。来年も元気にこの日を迎えられますように。