なんだか元気のでない朝、パワフルな黒米入りのおかゆさんを作りました!
黒米は古代米とも呼ばれる稲の原種。元気を助けてくれる働きをたくさん持ったパワフルな穀物です。そのままだと渋味が強いため、白米とブレンドしていただくのがおいしくたのしむポイントです。
今回はいつもより黒米比率少なめの、1/2合のお米(約75g)に対して、小さじ1の黒米(約7g)。1割も入れずにこんなに色づくとは驚き!
なんとなくお赤飯っぽい風味になるところも、黒米の歯触りが加わるところも、キュン♡でございました。
ほんのり黒米粥のレシピ
おすすめシーン:元気がほしいとき、血行促進、貧血対策
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 黒米 小さじ1
- 水 700ml
- 塩 小さじ1/3
トッピングに
- 水で戻したクコの実 など
つくり方
厚手の鍋によく研いだ米、黒米、水700mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
いただきます!気になるお味は?
あら〜、きれい!ほんのちょっとしか入れていないのに、こんなにきれいに染まるなんて!
「ごま塩おにぎりだって、もっとごま振りたくなっちゃうよ」ってくらい、ほんのちょこ〜〜〜っとの黒米なのに!
こんなにきれいに色が出るのね〜!
これまで黒米を使ったお粥さんは、だいたい米1/2合に対して、小さじ2〜大さじ1(=小さじ3)くらい入れていて。
ばっちり黒米色に染めて、力強い風味をたのんでいたけれど、今朝のお粥くらい少量のブレンドでもじゅうぶん存在感があるという発見!
黒米らしい、お赤飯に似た風味といいますか、穀物の甘みや香ばしさもちゃんと感じられました。
ふつうの白粥に合いそうなもの、梅干しや海苔の佃煮はもちろん、黒米の香ばしさが加わることでナッツやドライフルーツのトッピング、お砂糖かけなどとも合う雰囲気!
今朝は水で戻したクコの実をハート形にトッピング!♡(こういうちょっとしたことで、オトナだって元気になれちゃうのよ!♡)
なんだか身体も温まったし、こっくりしたお味にほっこりするし、今日の自分にぴったりな朝ごはんでございました。今日もおかゆにありがとう、ですね。
と〜ってもおいしかったです。ごちそうさまでした!
また、胃腸を丈夫にし、体力や気力の低下を改善したり、血行をよくする効果もあるといわれています。元気が出ない人、貧血気味の人などにおすすめの食材です。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.85「黒米」より