お魚売り場で初めて出会った、生のくじら肉。
初めての食材は、とりあえずおかゆにしてみたくなっちゃうお粥研究家、鈴木かゆです!
くじらの刺身のような感じで、にんにくや生姜を合わせるアイディアも浮かんだのですが、やはり煮込み系料理の知恵をお借りするほうがおいしくなる率が高いです。
ということで、大阪名物「はりはり鍋」をヒントに、かつお出汁ベースで、水菜と合わせてみました!
ほんとうはもっと脂身の部位でつくるものなのでしょうが笑、美味しかったから結果オーライ!◎
まぐろのような風味で、牛肉や豚肉のような大きい動物らしい力強い食感。
肉!ですねえ、くじら!
くじらと水菜のお粥(はりはり粥)のレシピ
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- かつお出汁 800ml
- くじら肉 100g〜150g
- 水菜 少々
- 醤油 小さじ1
- みりん 小さじ1
- 塩 小さじ1/2〜
つくり方
厚手の鍋に研いだ米、かつお出汁800mlを入れる。米のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
水菜を食べやすい大きさに切り、くじら肉を冷蔵庫から出しておく。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で25分煮込む。
くじら肉を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに5分煮込む。
さっとアクをすくいとり、醤油小さじ1、みりん小さじ1、塩小さじ1/2〜で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして5分ほど放置して蒸らす。水菜とともに器に盛りつけたら完成!
今日9月4日は「くじらの日」だそうです。9(く)、4(じ)、ら(?)🐳
いただきます!気になるお味は?
どどん!くじらと水菜のおかゆさんができました!
鰹出汁で炊き上げることで、お米の芯まで鰹の旨味がぎゅ〜っ!旨味&個性たっぷりのくじら肉の風味にも負けません◎
今日の盛りつけの工夫が「底水菜」!
器の底に水菜を敷いて、その上にお粥を盛りつけ。最後に水菜で飾りました。
鍋にバサッと入れるよりも見た目が綺麗ですし、お粥の余熱でさっと火を通す程度になるため、水菜がシャキシャキ。
初めて作ったとは思えない完成度。自画自賛な一皿でございました!
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。
鯨ベーコンのおかゆとか、塩くじらを使ったおかゆにもチャレンジしてみたいですねえ!
くじらなべ(鯨鍋)
『たべもの起源事典』岡田 哲、2003年、東京堂出版
大阪地方に、ふるくから伝わる庶民的な鍋料理。はりはり鍋・水菜のパリだき・水菜のタキタキともいう。鯨肉は、牛肉とまぐろの中間のような肉質である。