【レシピ】バター香るビーツ粥【お粥研究家の粥日記2023/09/05】

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ビーツはおもしろい食材です。

ビーツを手に持っている写真

お味を例えると……とうもろこしのような甘みで、大根のような食感で、昔の根っこの味がするにんじんの風味という感じでしょうか。唯一無二の個性派野菜。

とうもろこしも、大根も、にんじんも、おかゆにしておいしいから、つまりはビーツもおかゆにしておいしい食材!◎

とうもろこし粥の写真
とうもろこし粥
昆布出汁の大根粥の俯瞰アップの写真
大根粥
にんじん粥の写真
にんじん粥

何度かチャレンジしたビーツのおかゆですが、今日のおかゆはこれまでのビーツ粥で一番おいしくできました!

今日の工夫ポイントはひとかけのバター

バターの華やかな香りのおかげで、にんじんグラッセにも似たビーツの魅力が生きるおいしさに出会えました。

バター香るビーツ粥のレシピ

おすすめシーン:元気がほしいとき、巡りをよくしたいとき、アンチエイジング
調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米   1/2合(約75g)
  • 水    750ml
  • バター  1かけ
  • ビーツ  小1個
  • 塩    小さじ1/2

トッピングに

  • 黒胡椒
  • パセリ など

つくり方

STEP
ビーツの下ごしらえ

ビーツを洗い皮をむき、5mm〜1cmの角切りにする。

ビーツを角切りにした写真

<ポイント>ビーツの色移り対策
ビーツの色移り対策でまな板にラップを敷いてみましたが、ラップの破けた箇所からまな板に色素が滲み出てしまったため、ほとんど意味がありませんでした……!笑(熱湯消毒をするとかなり落ちます◎)現状、私の知る限りでは牛乳パックを開いたものなどをまな板の上に敷く方法がベストである気がしています。

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋に研いだ米、ビーツ、バター1かけ、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

鍋を火にかけている写真
鍋を火にかけている写真
STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

鍋に箸を渡して煮込んでいる写真
鍋に箸をかませることで吹きこぼれにくくなります◎
STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

アクをすくいとっている写真
おかゆを盛り付けている写真

いただきます!気になるお味は?

あざやか〜!きれいに染まりました。

バター香るビーツ粥の俯瞰写真

不思議。ビーツ自体は紫の気配も感じる紅色だったのに、出てくる色素は黄色系のオレンジなのですね。

鍋に米とビーツとバターを入れた写真
鍋を火にかけている写真
鍋の中を混ぜた写真

ベースのおかゆの色と、ビーツの実の色と。赤の色味がいろいろ混ざった秋の夕暮れみたい!

バター香るビーツ粥のアップの写真

気になるお味は、「♡」!

バターを入れたことで、ビーツ特有の根っこっぽさ&土っぽさが、よいアクセントに。

バター香るビーツ粥の写真

今回は黒胡椒&パセリをトッピングしましたが、ボルシチ風にサワークリームやヨーグルトを乗せてさっぱりいただくのもおいしいだろうな。

コクと甘味があるから、さっぱり系も合いそう◎

バター香るビーツ粥の写真

あとは、粉チーズやクリームチーズ、ナッツ、オリーブオイルなど、油分をちょい足しするのも惹かれるなあ。

バターを使ったビーツ粥、第二弾、第三弾が今からたのしみです。

と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

気・血・水の巡りをよくし、胃腸の機能を整えて消化不良を改善します。(中略)血の巡りにも働き、(中略)赤い色素は抗酸化作用のあるベタシアニン。

『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.150「ビーツ」より

米の品種:ゆめぴりか
塩:海の精

生ビーツのシャクシャク食感も大好きなのでアレですが、水煮のビーツは革命的にラクですよねえ〜……!笑

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。