ああ、豊か。こんなにおいしいおかゆと出会えるなんて、感動です。
魚偏に豊で鱧。いやはや、名は体を表すってほんとうですね。
ハモのアラと昆布のお出汁に、米を入れてコトコト。味付けは塩のみ。シンプルだからこその澄んだ旨味に、うっとりのひとときでした。
関西生まれの夫は「わあ〜、ハモだ!夏だ!ごちそうだ〜〜〜〜!」と感じるようで。関東生まれのわたしはそのテンションに「(えっ、そんなに……?)」と思ったりもしたのですが、ごめんなさい、わたしが知らないだけでした。
あの、ふわふわっとした、湯ひき?のハモしか食べたことがなかったのです。
アラからこんなにいいお出汁がでるのですね。例えるなら、タラの甘みのある旨味を2段階濃くして上品にした感じ……?(表現力の不足)
ハモ、おいしいです。めっちゃおいしいです。なんで今までおかゆにしなかったんだろうってくらい抜群においしいです。あーんもう、ハモ、好きっ!
鱧出汁粥(ハモ出汁のおかゆ)のレシピ
調理時間:70分(ハモ出汁20分、おかゆ50分)
材料(お茶碗2杯分)
- ハモ出汁
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- 昆布 10cm
- 水 1L
- はもアラ 1匹分
- 酒 大さじ1
- おかゆ
- 生米 1/2合(約75g)
- はも出汁 800ml
- 塩 小さじ1/2
トッピングに
- 青しそ
- 練り梅
- ハモの身のほぐし など
つくり方
厚手の鍋に水と昆布を入れ、弱火にかける。
ハモのアラをよく洗う。臭みが気になる場合はさっと湯に通す。
昆布を取り出し、ハモのアラ、酒を入れる。アクを取りながら、中火で10分ほど煮込む。
煮込んだあとはアラを鍋から取り出すだけでもOKですが、キッチンペーパーで濾すと小骨が入らず安心です。
厚手の鍋に研いだ米、ハモ出汁800mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!
あー、おいしかった。ハモりそう。あ、じゃなかった、ハマりそう。