わたしの尻はかなり大きい。身体の幅や身長の比率してからもでかいし、お尻単体としてもでかいと思う。
ここだけの話、わたしは自分のでかい尻を大変気に入っている。
健康的に見えるし、相対的にウエストが細く見えるところもいい。下半身をガッチリ支えてくれているからガンガン歩いてもそうそう疲れやしないのもでかいお尻のおかげ。ジムで尻トレをした後のぽかぽかムチムチのお尻をさすると「あ〜……豊か〜」とうっとりする。
ところが、ファション系のSNS投稿にはいまだに「お悩み別コーデ」が並び、「大きなお尻」はお悩み上位に挙げられる。お洋服屋さんで「わたし、お尻が大きくて……」と伝えると、当然のようにお尻をカバーするようなデザインの服を提案される。「あ、お尻を生かしたくて……!」と方向修正すると、強烈にセクシーだったり、非日常すぎるドレッシー系だったり、グラマラスさが炸裂する服になる。お尻の生かし方、極端すぎるでしょ……。
わたしは主張したい。大きな胸を生かす服にたくさんのバリエーションがあるように、大きな尻を生かす服ももっともっとあってもよくない?小さいお尻のかわいらしさもあるよね、シュッとしたお尻の美しさもわかる!だけど、大きいお尻の豊かな感じも、めっちゃ良くない……?と。
そもそも服は道具なのに、なんで人間の方が「S・M・L」「7号・9号・11号」という規格に合わせなきゃいけないんだろう。人間はマックのポテトじゃない。麻辣湯みたいに、テイストもボリュームも自分好みに選べるほうが自然な気さえする。
「胸を小さく見せるブラ」はすっかり定番になった。身体はサイズだけじゃない。どうありたいか、どうみせたいかを自分で選べることこそが、ボディポジティブだと思う。
ネットサイトのこだわり条件に「お尻を小さく見せたい」「お尻を大きく見せたい」、そんな言葉が並ぶ日がやって来ますように。
さ、お尻をもっともっと大きくして、形をまあるくしたいから、引き続き尻トレがんばろうっと!デカ尻、万歳!