お粥研究家的レトルト粥レビュー!今回は無印良品の「ポーランドでつくった トマトとお米のスープ」をいただきました。
お米のスープ……え、それってお粥!?って気になって仕方なくて。
結論から言うと、お粥ではなくて、たしかにスープ……!お米=主食、という固定観念を揺さぶる、新感覚のごちそうスープでした◎
無印良品トマトとお米のスープのレビュー
2022年10月12日に無印良品から発売された「ポーランドでつくったスープ」シリーズ。
ポーランドで主流だという、米やパスタ、豆などが入った「食べるスープ」をたのしめるパウチのスープシリーズです。
<無印良品 ポーランドでつくったスープシリーズ(全6種)>
- トマトと豆のスープ
- トマトとお米のスープ
- 豆のスープ
- きのことパスタのスープ
- 大麦のスープ
- ジュレック(ライ麦の発酵スープ)
今回はこの新シリーズから「トマトとお米のスープ」をいただきました!
温め方は、湯煎で6〜8分または器に移して500wで約4分。今回は湯煎で温めました。
無印良品トマトとお米のスープの3つの特徴
①メインとして一人分 or サイドとして二人分
ずしっと重みがあるとはいえ、レトルトスープで¥490 (税込)は安くはないですよね……
でも、器にもりつけて納得。メインとして一人分 or サイドとして二人分のたっぷり量!
いつも使っているスープ腕にちょうど2人分のサイズ。しかもかなり具沢山。食べるスープ、という表現も納得です。
②パンと一緒に食べたい感じ◎
「トマトとお米のスープ」というお名前からイメージして、洋な感じの献立に合わせてみました。
たらとターサイのペペロンチーノ。それから、にんじんラペ。これに「トマトスープ」ってとても良いバランスな気がして◎
そしてそして、気になるスープのお味は……ミネストローネ的な!♡
トマトのコクのある甘みと、爽やかな酸味のバランスの良さ。いろんなお料理に合いそうなベーシックなおいしさです◎
パセリや黒胡椒をふりかけるのもよさそうだし、粉チーズをふったり、たら〜っとオリーブオイルをまわしかけてもおいしいだろうなあ〜。
気をつけたほうがよいのが、味付けはしっかりめなこと。しょっぱいお料理に合わせるあっさりスープという感じではなくて、一品としてカウントしたほうがバランスが取れそうなしっかり味。具沢山ですし。
だから、今回のようにパスタまでがんばらなくても、トマトとお粥のスープ+サラダ、トマトとお粥のスープ+パン、みたいな組み合わせでもじゅうぶん献立として成立するように感じました。
あとは、洋食系のクリスマスパーティーの一品に、みたいな豪華なスープとしてもよさそうだな〜!
③お米が「具」という新体験!
トマトとお粥のスープという名前を聞いたとき、つまりそれってトマト粥?トマトリゾットじゃないの?と思ったのです。
でも違うのです。
たしかにこれは、お米が具のスープなのです!!!!
どういうことかというと、お粥のように粘り気があるわけでもなく、リゾットのように米の芯があるわけでもなくて。サラサラ〜っとした口当たりで、まるでじゃがいものように、ほろっと口で崩れる粒感!
お米が主役ではなくて、あくまでもお米はサブ的要素。トマトスープの「具」。
もち麦とか、やわらかめのショートパスタのようなものを食べてる感。
うむ、たしかに。これは、お粥ではなくて、お米が具のスープですね……!新感覚、新感覚!
日本ではお米=主食、というイメージが確立されちゃっているから不思議な心地だけど、お米も穀物のひとつ、と捉える食文化の国では、じゃがいもとか、パスタとか、そういうポジションで米が「具」になるのも普通のことなんだろうなあ。
とはいえ、お粥とスープの境界を定義するのはナンセンス、とも思ったり。
お米も、スープも、お粥も、いろんな「〜べき」に閉じこめてしまっているんだろうなあ。
いろんな気づきのある、新感覚のおいしさでした。と〜ってもおいしゅうございました!ごちそうさまでした。
基本情報
情報 | 情報 |
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商品名 | ポーランドでつくった トマトとお米のスープ |
価格 | ¥490 (税込) |
グラム | 450g (1~2人前) |
カロリー | 148kcal |
たんぱく質 | 2.7g |
食塩相当量 | 4.9g |
原材料 | トマトパルプ、にんじん、ご飯、 食塩、砂糖、酵母エキスパウダー、 ココナッツミルクパウダー、玉ねぎパウダー、 こしょう、乾燥ディル/加工でん粉、 酸化防止剤(V.C) |
加熱の目安 | 湯煎で6〜8分/ 器に移して500wで約4分 |
おすすめシーン:食事の一品として
はくばくさんの『もち麦のポタージュ粥トマトスープ仕立て』も、穀物・スープ・お粥の固定観念を揺さぶるおいしさがあって大好きです。