火の通った柿って、じゅんわりおいしいんですねえ〜……!焼きバナナ、煮りんごなど、あったかフルーツがお好きな方はハマると思います◎
今朝はクリームチーズと黒胡椒を添えておめかし。やさしい甘みにうっとりでございました。
柿粥のレシピ
おすすめシーン:甘い系のおかゆを欲するとき、癒されたいとき、二日酔い対策、デトックス
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 750ml
- 柿 1個
- 塩 少々
トッピングに
- クリームチーズ
- 黒胡椒 など
お好みで
- お砂糖
- はちみつ など
つくり方
厚手の鍋に研いだ米、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
柿の皮をむき、一口大に切っておく。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で20分煮込む。
柿を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに10分煮込む。
さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。
器に盛りつけたら完成!
いただきます!気になるお味は?
あら、かわいい♪
今朝は柿粥にクリームチーズと黒胡椒を乗せてみました。
ヒントにしたのは、我が家では定番の「柿のカプレーゼ」。柿&クリームチーズに、オリーブオイルをぐるっとかけて、気分で塩とスパイスをかける一皿です。
サラダとデザートの間みたいな感じで大好きなんですよねえ〜……!
柿=フルーツかと言われると、わからなくなってきますよね。
最近のお野菜は甘いから、柿はむしろ野菜に近く思えたりして。だから、トマトのようにカプレーゼにしたり、おかゆに入れても、しっくりきちゃうのかもしれません。
とろとろのおかゆに、じゅんわり柿!
違和感がなくて違和感ってくらい、馴染む〜……!◎
おかゆ×フルーツは、お粥研究家的には全然アリでして。
定番どころだと、クコの実やなつめのおかゆとか。中国のお粥をヒントにした、りんごのおかゆとか。
お餅や白玉も要は米ですからねえ。
おかゆに甘いものも馴染むよな〜そりゃ、と思ったりしています。
今回は固めの柿を使ったけれど、熟した柿を使ったらどうなるんだろう?干し柿を使ったら?生姜と合わせたり、大根と合わせたら、どうなるだろう?柿を使った新しいおいしさを探求したくなりました。
あ〜、よき出会いでした!
と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!
ウー・ウェンさんの『北京のやさしいおかゆ』。
きんかんのおかゆや、干しバナナのおかゆ、梨のおかゆなど、日本の感覚だとびっくりなフルーツのおかゆがたくさん登場します!
熱をとって、のどを潤すほか、利尿作用もあります。かきの渋みのもと、タンニンには下痢を緩和する作用も。熟したかきはアルコールを分解する酵素を含むので、二日酔いに効果的です。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.190「かき」より