MENU
運営者:鈴木かゆ
お粥研究家
24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

【献立】茶粥とけんちん汁|おかゆはご飯か、汁物か【お粥研究家の粥日記】

  • URLをコピーしました!

おかゆは右側(汁物枠)なのか、左側(ごはん枠)なのか、はたまた中央なのか。お粥研究家のわたしが抱く、大きな問いのひとつです。

我が家の朝食はいつもおかゆなのですが、基本が「おかゆのみ」、ときどき「添え物(お漬物)」という組み立てなので、おかゆはいつも中央に配置しています。ちなみに外食では、中央or左側(ごはん枠)とするお店が多い印象です。

瓢亭の朝がゆの写真
京都 瓢亭さん
浅草 粥や佐藤さん
築地 本願寺カフェTsumugiさん

日本語では「おかゆを食べる」と表現しますが、中国語ではおかゆに対して「喝粥(粥を飲む)」という表現がよく使われます。この動詞のゆらぎにも、おかゆが“ごはん”と“汁物”を自在に往復するような、自由の気配を感じますね。

……という関心から、おかゆそのものの観察のほかに、おかゆをとりまく「献立」の視点も深めていきたく、「粥日記」のなかでログを残していくことにしました。

第一弾の今回は、茶粥と、けんちん汁の組み合わせ。問いとして「汁物と汁っぽい粥はケンカするのか?」

結論、ケンカしません。アリでした!とても合う!

茶粥は一般的な白粥よりも汁気が多く、サラサラの口当たり。一方、けんちん汁ももちろん汁物。「汁×汁」になって、献立として落ち着かないのでは?と思いきや、口当たりが軽やかなまま、味を堪能できるところがむしろ好感。じゅわ〜っと出汁の染み込んだ根菜と、茶粥のこざっぱり感、お互いがお互いを引き立て合っていました◎

派生して、おでんや湯豆腐のような「おかずになるか否か」に個人差がありそうな料理にも、おかゆならアリかもしれません。粥献立研究……、これ、おもしろくなりそうですねえ……!

献立「茶粥とけんちん汁」

参考レシピ

茶粥

生米から、煮込み時間は10分ちょい。パパッとできちゃう気軽さも魅力です。

ほうじ茶パックでつくりました。

けんちん汁

目分量で作りました。

①根菜類を炒める(下味に塩)→②だし汁で煮込む→③途中でネギ類を追加→④醤油と塩で調味。

入れた具材:

根菜類
  • 大根
  • ごぼう
  • 玉ねぎ
  • れんこん
  • にんじん
  • 里芋
  • さつまいも
  • じゃがいも
  • しいたけ
ほか
  • 長ネギ
  • 木綿豆腐
  • 油揚げ

  • だし汁 (マルシマ だしの素使用)
  • 醤油

あ、こんにゃくを入れるの忘れました……でもとっても、おいしかったです◎

いただきます!気になるお味は?

今回の茶粥はごはん枠でとらえてみたかったので、「塩なし」で。

一晩寝かせてしみしみの、具だくさんけんちん汁と、いただきます!

お〜〜〜、こりゃ、おいしい!サラサラとした口当たりの茶粥を選んで大正解。

もっちり系の白粥とはまた違うと思います、口の中をさっぱりさせながら食事が進む感じ。

お茶×食事という組み合わせにそもそも違和感がないので、お茶がよい「つなぎ」になるのかもしれませんね。

もうひとつ、油揚げとか、れんこんとか、おかずになりやすい具材のほかに、芋類や豆腐も粥がススムという発見!

さつまいも入りの茶粥

でもそうなんです、だって、「芋茶粥」とかありますからね。豆腐入りの粥もおいしいですし……!

おろし生姜が乗った昆布出汁の豆腐のおかゆが2椀。みかも焼きの器に盛られななめ前俯瞰撮影された写真
湯豆腐風粥

たぶん、「うーん、おかず……?おつまみならわかる!」派が多そうなお料理(おでん・湯豆腐・冷奴・芋料理)も、おかゆと合わせるのアリかもしれません◎

まとめ

汁物と汁っぽい粥はケンカするのか?

ケンカしない。むしろ、それぞれの役割が違えば、とてもよく合う

けんちん汁は、出汁を含んだ根菜や豆腐をしっかり味わう料理。一方の茶粥は、さらさらと軽く、口の中をさっぱり整えてくれる存在。同じ「汁気のある料理」でも、味の濃さや食感、食卓での役割が違えば、競合せずむしろ引き立て合うようです。

そして今回もうひとつおもしろかったのが、芋や豆腐のような「白ごはんのおかずとしては少し迷うもの」が、おかゆ相手だと不思議と馴染むこと。ひょっとするとおかゆは、白ごはんよりも「おかずの守備範囲」が広い主食なのかもしれません。

次は、おでんか、湯豆腐か……やってみます!おかゆをとりまく献立の研究、おもしろくなっていきそうです!◎

と〜〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。

二番目に好きな食べ物はおでん、三番目はけんちん汁です。一番目はもちろん、お・か・ゆ♡

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしていただけるとうれしいです!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

運営者情報

お粥研究家。おかゆワールド.com管理人。著書に『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)。おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動中。NHK 「あさイチ」、読売新聞、ほぼ日などに出演。JAPAN MENSA会員。