栗ごはんも良いけれど、我が家では栗といったらまずは栗粥。ほっこりを満喫できる秋の定番粥です。
とろとろのお粥に栗の甘みがふわ〜っと広がって、じんわりじんわり温まるのです。
「秋だねえ」「秋ですねえ」と、よき週末の朝を過ごせました。
りす、さる、きつね、クマ、たぬき……野生動物たちも大好きな栗は、寒い冬への備えにぴったりです。
栗粥のレシピ
おすすめシーン:秋の養生、アンチエイジング
調理時間:栗をむく時間+50分
材料(お茶碗2杯分)
- 生米 1/2合
- 水 750ml
- むき栗 5〜10個
- 塩 小さじ1/3
つくり方
厚手の鍋によく研いだ米、むき栗、水750mlを入れる。
具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。
鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。
さっとアクをすくいとり塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5〜10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!
< ポイント >大粒の栗の場合は途中で混ぜる
お粥は混ぜすぎると不要な粘り気が出てしまうため、ふだんは構いすぎないのが大切。
しかし、ずっしりとした大粒の栗の場合、鍋底に固まって焦げついてしまう場合も。煮込みの途中で、そろ〜っとかき混ぜてあげると焦げつきを防ぐことができます◎
お粥そのものがなんともゴージャス!
あま〜い香りに、ほくほく食感。ああ、愛おしい。
塩をぱらぱらとかけつついただきました。
栗粥って、作るの自体はほんとうに簡単なのです。
お米と一緒に生のむき栗を煮込むだけ、ですからねえ。
何が大変って、栗の皮をむく作業……!
(作業、って思ってしまうと途端につらくなっちゃうやつ!笑
秋のたのしみのひとつ、と思えるゆとりがあれば、愛おしい時間でもあるんですけどね。
忙しいとなかなか……)
というわけで、今年初の栗粥は、ネットで話題の栗を冷凍すると皮むきが簡単!という方法を試してみました。
煮込んでいる途中で栗が崩れてしまったけど、手間を考えたらアリかも?と思ったり。
ていねいに作る栗粥、かんたんに作る栗粥、冷凍の栗をつかう栗粥。
いろんなパターンを知っていると場面に合わせてつくれるから、選択肢があるのは良いことですね◎
秋のうちにまた栗粥を食べられるといいなあ。
ほっこり愛おしい秋のひとときでございました。
と〜〜ってもおいしかったです! ごちそうさまでした!
脾の働きを助けて、気を増す作用があるくり。栄養の吸収を促し、血の巡りをよくして、体を元気にしてくれる食材です。(中略)少しずつ食べることでアンチエイジング効果が期待できます。
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.199「くり」より