貝の酒蒸しの汁がもったいない……って思ったことありませんか?
そのお悩み、「粥蒸し」なら解決です!
貝からあふれ出る旨味たっぷりの汁をおかゆがキャッチ。さらに、おかゆ(米)の力で貝がふっくら、じゅわ〜〜〜っ……!
粥がおいしい、貝がおいしい、全部おいしい。ごちそうです。

注意点は、直に貝殻がおかゆに触れるため、万全な下ごしらえが必要なこと。特に砂抜きはしっかりと時間をとって念入りに行ってください。
あさり、はまぐり、ホンビノス、ベビーほたて……酒蒸しにするような貝ならなんでもOKです。


貝殻をスプーンにしてパクッ♡と!是非!
貝の粥蒸しのレシピ

下ごしらえ:砂抜き(一晩)
調理時間:5分
材料(つくりやすい分量)
- 白粥 1人前
- 貝 1パック(200g程度)
・・・はまぐり、あさり、ホンビノスなど - 塩 少々
トッピングに
- 小ネギ
- ごま油 など
<ポイント>塩抜きはしっかりと!
貝からでてくる水気をおかゆがキャッチします。貝の塩抜きは念入りに行ってください。

つくり方
小鍋におかゆを入れ、中火にかける。
おかゆが温まってきたら、塩抜きを済ませた貝を並べて入れる。
フタをして3分ほど蒸し煮にする。
貝が開いたら完成!お好みで塩で味をととのえる。
詳しい作り方
①おかゆを入れる
小鍋におかゆを入れ、中火にかけます。

おかゆはレトルトでも、入れ粥(ごはんから作ったおかゆ)でもOKです。

②貝を入れる
おかゆが温まってきたら、塩抜きを済ませた貝を並べて入れます。

③蒸し煮にする
フタをして3分ほど蒸し煮にします。


途中鍋を前後に揺らすと焦げつき防止になります◎
フタが透明の鍋のほうが貝の様子が確認できて勝手がよいですが、透明でない鍋でも作ることができます。加熱3分を目安に一度開けてみて、様子をみて加熱時間を加減してください。


④仕上げ
貝が開いたらフタを開けます。お好みで塩で味をととのえて、完成です!

いただきます!気になるお味は?
完璧です。完璧にごちそうの香りです。

粥蒸しの魅力はなんといっても、貝からでる全ての旨味を粥がキャッチしてくれるところ。
おかゆ自体が最高の出汁粥に仕上がっています。
そして、注目すべきは貝の身のふっくら感!

おかゆ(米)の力でしょうか。
おかゆのでんぷん質に保水効果あるため、貝の食感がじゅんわりと仕上がるのだろうな〜……!
たった数分でこのご馳走。
粥がおいしい、貝がおいしい、全部おいしい!貝のおいしい食べ方としてもかなり上位なのではないでしょうか。
アレンジアイディア
貝を変えたり、+αで食材を加えるのもおすすめです!
しじみの粥蒸し
こちらはしじみの粥蒸し!凝縮されたしじみの旨味をおかゆで堪能。

あさりほどの塩気はでないので、しっかりめに塩を加えて味をととのえまして。味噌を添えて、溶かしつついただきました。
お酒のシメや、二日酔いの朝にも食べたくなりそうな一品ですね……!


バター入りのあさりの粥蒸し
こちらは「バター」をひとかけ入れて、ちょいと洋の趣をプラス。

おかゆ×あさり×バター……そりゃおいしですよねえ!

道産食材で粥蒸し
レトルトパックでつくれる気軽さにすっかり惚れ込み、出張先でもチャレンジしてみました!
北海道産のあさり、むきほたてを使って!

はい、ご馳走〜〜〜〜!


特にほたてのふっくら具合に、感動。おいしいものが、さらにおいしくなる。粥蒸しってすごい!
今後のアレンジアイディア
小ネギ、玉ねぎなどのトッピングも、絶対おいしいですよね……!それから、ごま油を足して、中華風にしたり◎


実は、おかゆ×貝は大変相性がよく、これまでも具材として取り入れてきました。

酒蒸しを作って、貝を取り出して、米を入れ、粥にしたり。貝を煮て、貝を取り出して、その煮でおかゆを炊いたり。ちょっぴり「手間がかかるジャンル」でした。
ところが!今回の「粥蒸し」という調理法は、超簡単!おかゆで蒸しちゃえば良いのだもの◎
たいへん汎用性が高く、今後の展開にウキウキがとまりません!
あたらしい「貝の粥蒸し」が生まれたら、また随時ご紹介いたします!

シンプルなおかゆは、ぜひおいしいお塩で。