おかゆを作るときに乾燥桜えびを入れるだけ。お手軽すぎて拍子抜けしてしまうほどのおかゆです。
一番の魅力はそのたっぷりの旨味!桜えびから溢れる旨味をぎゅ〜っとお米が吸って、隅々までおいしいのです。
桜えびは和風、洋風、中華、エスニック……さまざまな食材と相性抜群。組み合わせる食材や、トッピング次第でガラッと雰囲気が変わります。写真を交えながら、アレンジ例もご紹介いたします!
えびは身体を温める働きがある*ため、冷えがあるとき、身体をしっかり温めて代謝を上げたいダイエット中にもぴったりの食材です。アレンジ自在で、温め効果も高められて。
覚えておくと何かと便利なおすすめのおかゆです◎
*「体を温める作用もあり、寒い季節に適する食材です。」
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.226「えび」より
基本となるレシピのほか、記事後半ではおすすめのアレンジについてご紹介いたします!
生米からつくる『桜えび粥』のレシピ
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分/どんぶり1杯分)
- 生米 1/2合(約75g)
- 水 700ml
- 桜えび ふたつまみ
- 塩 小さじ1/2
トッピングに
- かいわれ、ラー油、桜えびなど
<ポイント>桜えびの選び方
桜えびは「無着色」「素干し」のものがおすすめです。
おかゆは良くも悪くも味が引き立つため、着色料が含まれている桜えびを使って、薬品っぽい風味のおかゆになってしまったことがあります……!ご注意ください。
作り方
厚手の鍋によく研いだ米、桜えび、水700mlを入れる。
ふつふつと沸くまでフタをせずに中〜強火にかける。
鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくり混ぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、つふつと波打つ程度の弱〜中火に30分かける。
塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。フタをして5〜10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!
詳しい作り方
写真つきで作り方をご紹介します。
①鍋に材料を入れる
厚手の鍋によく研いだ米(1/2合)、さくらえび(ふたつまみ)、水700mlを入れます。
お鍋はフタつきの厚手のものがおすすめです。今回は宮崎製作所ジオ片手鍋18cmを使用しました。
②鍋の温度を上げる
ふつふつと沸くまでフタをせずに中〜強火にかけます。
<ポイント>コンロに対してお鍋を中央に
お鍋の位置のズレは焦げつきの原因に。コンロの火とお鍋の底の中央をしっかり合わせます。
③コトコト煮込む
鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火に30分かけます。
<ポイント>吹きこぼれを防止
お箸をかませてフタをすることで、吹きこぼれを防止することができます。
④味付け&蒸らし
塩(小さじ1/2程度)で味をととのえます。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止めます。
フタをして5〜10分、放置して蒸らします。
蒸らしの時間を作ることでお粥に味が馴染んで、米粒がふっくらと仕上がります。
お好みの具材ともに器に盛りつけたら完成です!
いただきます!気になるお味は?
ほんのり桜えび色のおかゆが完成しました!
この日はかいわれ大根、ラー油、追加で桜えびをトッピングしました。
煮込んだ桜えびのやわらかな食感と、トッピングとしてのせた桜えびのダブル食感です◎
おかゆにラー油をまわしかけると途端に中華な雰囲気になります。
桜えびのおかゆ自体がとても香り高いので、ラー油の力強い香りをプラスしてもバランスが崩れません◎
華やかな香り・旨味がありながら、お味は飾り気のない素材の味。
隅々まで染み渡る桜えびの旨味、癒しですねえ。
食べる最中からじわりわりと温まって。おいしゅうございました。
アレンジするなら?
桜えびは和風、洋風、中華、エスニック……さまざまな食材と相性抜群!少しの食材のちょい足しで、何パターンも楽しむことができます。
たとえば、洋風に。アスパラを一緒に煮込んで「アスパラ粥」!
お手軽に、黒胡椒や粉チーズをかけるのもおすすめです。
和風であれば、大根おろしやしそ。贅沢に「とろろ&なめたけ&卵黄」をのせちゃったり◎
エスニックな感じにしたいときは、パクチーやライムを添えるとさっぱりおいしいです。
タイ料理には頻繁にエビが登場しますよね〜、あの感じで合うという仕組み◎
ぜひ、自分好みの「桜えび粥」をみつけてみてくださいね。
みなさんのいただきますが笑顔でありますように!ごちそうさまでした!