セロリとお米をコトコト煮込んだ、シンプルなセロリのおかゆをご紹介します!
このおかゆの一番の魅力はゴージャスなその香り!
作っているときからセロリのあの甘い香りがお部屋中にふわ〜んと広がって、癒し空間&癒し時間。作る過程も癒されるリラックス粥でございました。
実際にセロリの香り成分には、ストレスを和らげる効果、緊張をほぐす効果がある*のだそうですよ。
そして、セロリの旨味がお米にぎゅ〜っと詰め込まれて、お米が甘い!じんわりじんわり味わいたくなる、心ほぐれるおいしさです。
じっくりゆっくりと、シンプルなおかゆを味わう時間もまた、心落ち着かせてくれます。
*「特有の香りはストレスによる不安や緊張を和らげる作用があります。」
『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.130「セロリ」より
基本となるレシピのほか、記事後半ではおすすめのアレンジについてご紹介いたします!
生米からつくる『セロリ粥』のレシピ
調理時間:50分
材料(お茶碗2杯分/どんぶり1杯分)
- 生米 半合(約75g)
- 水 700ml
- セロリ 1/2〜1本
- 塩 小さじ1/2
トッピングに
- 黒胡椒、セロリの葉など
<ポイント>トッピングのセロリの葉はやわらかいものを
セロリの葉を生で食べる場合、淡い黄緑色の柔らかいもののほうが繊維が控えめで食べやすいです。
作り方
厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。ふつふつと沸くまでフタをせずに中〜強火にかける。
セロリを食べやすい大きさに切り、お鍋に入れる。
鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火に30分かける。
塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。フタをして5〜10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!
詳しい作り方
写真つきで作り方をご紹介します。
①鍋の温度を上げる
厚手の鍋によく研いだ米(1/2合)、水700mlを入れます。
お鍋はフタつきの厚手のものがおすすめです。今回は宮崎製作所ジオ片手鍋18cmを使用しました。
ふつふつと沸くまでフタをせずに中〜強火にかけます。
②セロリを鍋に入れる
セロリの筋をとり、食べやすい大きさに切ります。
<ポイント>面倒でも筋取りはしたほうがいいかも
セロリを煮込むと筋以外のところがトロトロになるため、筋取りをサボって筋がひっかかるような口当たりになってしまったことがあります。太めの筋だけでも取り除くことをおすすめします。
カットできたものからどんどんお鍋に入れて行きます。
③コトコト煮込む
鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火に30分かけます。
<ポイント>吹きこぼれを防止
お箸をかませてフタをすることで、吹きこぼれを防止することができます。
④味つけ&蒸らし
塩(小さじ1/2程度)で味をととのえます。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止めます。
フタをして5〜10分、放置して蒸らします。
蒸らしの時間を作ることでお粥に味が馴染んで、米粒がふっくらと仕上がります。
お好みでセロリの葉とともに器に盛りつけたら完成です!
いただきます!気になるお味は?
わ〜〜〜お、香りが華やか!
セロリの甘いあの香りがおかゆの蒸気にのって、ふんわりとたちこめます。
盛りつけのコツは、おかゆ→黒胡椒→セロリの葉の順にすること。きれいなグリーンがぱっと鮮やかです。
煮込まれたセロリは、とろりん。やわらか〜〜〜く仕上がっています。
セロリって、コンソメの材料とされるくらい旨味の強いお野菜。だから、隅から隅まで旨味がた〜っぷり!
香りも風味もゴージャスです。
コトコト煮込まれてセロリから溢れた旨味を、お米がぎゅっと吸ってくれています。
お米の甘みが強くなって、じっくりゆっくり味わいたくなるおいしさでございました。
アレンジするなら?
セロリはとての汎用性の高いお野菜!洋風もエスニックにも使えるレアな食材です。
トッピングに角切りにしたセロリとクリームチーズを乗せたり。
じゃがいもも一緒に煮込んで「じゃがいもセロリ粥」。
セロリは具でありながらお出汁のような役割も果たすので、お野菜と合わせてもワンランク上の仕上がりになります。
しいたけをプラスして「しいたけセロリ粥」。
他にも、鶏肉、桜えび、シーフードミックスなど、動物性の具材との相性も◎
ぜひ、自分好みの「セロリ粥」をみつけてみてくださいね。
みなさんのいただきますが笑顔でありますように!ごちそうさまでした!