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運営者：鈴木かゆ

お粥研究家

24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

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海皇粥店レポお気軽ローカル粥チェーン店｜お粥研究家の香港粥旅

2023年12月3日2023年12月5日

お粥研究家鈴木かゆ

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お粥研究家の鈴木かゆです。2023年冬、香港にお粥食いだおれ旅に行きました！

早い、安い！ボリューム◎

香港のローカル粥チェーン「海皇粥店 Ocean Empire Food Shop」湾仔Wan Chai店の感想記事です。

もくじ

海皇粥店の特徴

香港の「お粥ファミレス」とも訳されることのある、海皇粥店。

公式HPによると、2023年冬現在、香港島エリアに2店舗、九龍エリアに4店舗、それ以外にも6店舗の展開！あちこちにあります。

公式HPの店舗情報はこちら

Ocean Empire International Ltd

今回は香港島の路面電車の走る道（荘士敦道 Johnson Road）沿いにある「湾仔Wan Chai店」へ。

18時前の晩ごはんにはちょい早いかな〜という時間に着いたからでしょうか、すんなり入れて、相席もなし。

店員さんに「どこに座ったらよですか？」とジェスチャーをすると「どこでもどうぞ〜」とのお答え。空いている席をみつけて着席！

英語・日本語メニューは無し。Google翻訳片手に頑張ります！

日本のファミレスと同じで、特に店員さんに急かされることもなく、席でじっくりゆっくり選べるので、そんなに問題はなさそう。そういう意味では、街のお粥屋さんより緊張感は少ないかも◎

ちなみに、お会計は食後に伝票を持っていく日本でもお馴染みのスタイル。クレジットカードが使えなかったので要注意！

海皇粥店での注文品

今回注文したのは、ふたりで、おかゆ２品・サイド２品。

ひとつめは、限定っぽい鶏肉のお粥「懷舊嫩滑雞粥」48HKD（懐かしのやわらか鶏粥約900円）。懷舊かいきゅう、ノスタルジア……古き良きおかゆなのかな。

それから、メニューの一番上に書いてあって定番な雰囲気がある「海皇一品粥 (熟蝦、蟹柳、魚片、雞絲、豬肉丸)」44HKD（海皇のスペシャル粥約830円）。

サイトとして、おかゆと相性ばっちりの「油條」12HKD（揚げパン約230円）、「炸腸」24HKD（揚げパンをライスペーパーで巻いたもの約450円）。

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結果的に、揚げパン系２つは多すぎました！笑
すぐに追加できるのだし、まずはひとつ頼んで、足りなければ追加する式がおすすめです。

海皇粥店のお料理のお味は？

先に来ました！

どっさり「油條」12HKD（揚げパン約230円）。でかっ！

そして、「炸腸」24HKD（揚げパンをライスペーパーで巻いたもの約450円）。

どちらも揚げてあるのに油っこすぎなくて、さくっとおいしい！♡地元の方が揚げパンだけテイクアウトしているのも、うんうん、納得。

揚げパンをライスペーパーで巻いた「炸腸」は、サクッ＆もちっ！これ、子どもの時に出会ってたら絶対好物になってたな〜……！

揚げパン（小麦）とライスペーパー（米）を合わせちゃうなんて！とびっくりしたけれど、なじみっぷりにびっくりするくらい。甘めの醤油のようなつけダレも合いますねえ〜……！単品で完結するおいしさ。

そしてこちらが「海皇一品粥」44HKD（海皇のスペシャル粥約830円）。

この器にダラッダラお粥がついている感じ、香港だな〜〜〜……！笑

オーダーしてから気づいたんですけど、このおかゆにもちょこっと揚げパンが乗って出てくるんですね！揚げパン頼みすぎ度が加速。笑

粒感のほぼない香港式の王道粥。お味はかなりしっかり目です。ちょっと旨味添加が強すぎに感じたのは、わたしが薄味好きだからかなあ。

にしても、具がゴロッゴロでゴージャス！

カリカリのピーナツ、ネギはもちろんおいしいし、つみれのようなものに、カニカマ！

魚の切り身まで入っていて、ほんとに具沢山！臭みもありません◎

商品名にあった「熟蝦（えび）、蟹柳（カニ）、魚片（魚の切り身）、雞絲（細切りの鶏肉）、豬肉丸（豚団子）」、全部どっさり入っていました。さすがスペシャル！

お粥がどろっどろだから、絡みが最高でずっとアツアツ♡（濃厚ドロドロ系のつけ麺がおいしいのと同じ原理ね）

限定っぽいお粥「懷舊嫩滑雞粥」48HKD（懐かしのやわらか鶏粥約900円）もドロドロのおかゆに、たっぷりの鶏肉！こちらのおかゆの方がお味が淡く感じました。鶏肉の旨味が生きてる感じ。

なにこの鶏肉の色、黄色！？カレーで下味！？と思ったけど、そうじゃないみたい！

おまけ：気になる食材１　「三黄鶏」黄色い鶏肉

日本の鶏肉よりも鶏肉らしさが強いといいますか、肉の味が濃くて、ムチっと感の強い、噛めば噛むほどおいしい系の鶏肉。

後でスーパーをぶらぶらしているときに見つけたのですが香港には黄色い「三黄鶏」という種類の鶏肉があるようです。

香港のスーパーにて

結構な売り場面積を占めていて、人気の品種なのかも。すっごくおいしかったな〜黄色い鶏。

チェーン店のお粥屋さんでもこんな食の出会いがあるから、旅っておもしろいですねえ！

おまけ：気になる食材２「落花生」

テーブルには「花生醤」なる調味料が！

味噌っぽい、コクうまな感じの……点心につけるのかな？

少し話はずれますが、スーパーには「ピーナッツ油」がずらずら。

香港のスーパーにて

香港では落花生はメジャーな食材なのかしら！おもしろいですねえ！

海皇粥店まとめ

チェーン店はチェーン店でも、ローカル度の強いお店なので、ひとつひとつが新鮮でおもしろかったです！

お味でいうと私の好みよりは濃いめではありましたが、食文化体験としては貴重、貴重。

店舗展開も豊富ですし、味もある程度安定しているのでしょうから、大きな失敗なく食を楽しむのにちょうどよいのかもしれません◎

ごちそうさまでした！

レジ前にはレトルト粥も売っていました！（レトルト粥は香港では珍しい！）

海皇粥店店舗情報

所在地：151 Johnston Rd, Wan Chai, 香港

公式HPの店舗情報はこちら

Ocean Empire International Ltd

香港のバスもトラム（路面電車）も二階建て。すてき！

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運営者情報

お粥研究家鈴木かゆお粥研究家

お粥研究家・料理研究家・文筆家・日常思想家。著書『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(KADOKAWA)。おかゆを通した食文化と暮らしの思想をテーマに、コラム執筆、レシピ開発、コンサルティングなど幅広く活動中。NHK 「あさイチ」、読売新聞、ほぼ日などに出演。JAPAN MENSA会員。