【レシピ】里芋粥【お粥研究家の粥日記2023/10/18】

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里芋・米・水・塩のみのシンプルなおかゆをつくりました。

お出汁と煮がちな里芋ですが、じ〜っくり観察してみると、里芋にはタロイモやさつまいもにも似た甘みがあるという発見。

ほっこり、ねっちょり。ほんのり、甘い。

素朴がおいしいってほんとうに贅沢。朝からゆったりしちゃいました!♡

里芋粥のレシピ

おすすめシーン:疲労回復、食欲のないとき、じっくり味わいたいとき
調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米  1/2合(約75g)
  • 水   750ml
  • 里芋  3個
  • 塩   小さじ1/3

トッピングに

  • 三升漬(唐辛子の麹・醤油漬け)
  • 柚子 など

つくり方

STEP
里芋の下ごしらえ

里芋の泥を落とし皮をむく。一口大に切り、変色防止に酢水に浸しておく。

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋に研いだ米、水750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で20分煮込む。

鍋に箸をかませることで吹きこぼれにくくなります◎
STEP
里芋を入れてコトコト煮込む

里芋を鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに10分煮込む。

STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

いただきます!気になるお味は?

ちゅるんと里芋さん。10分ほどの加熱にしてみました。

うん!大正解。

程よいほくほく食感と、しっとり感と、粘り気と。ちょうどよく引き立っています。

たぶんこれより加熱時間が短いと「ねちょ」が出ないし、これより火を入れてしまうと「もちゃ」っとしてしまうし。

里芋らしいおいしさの引き立つ絶妙な加熱加減!◎

里芋といえば、だし汁と煮込んだり、イカと煮込んだり、「旨味」とともにお料理にすることが多いから、里芋がソロで主役になるイメージがありませんでした。

でも、おかゆにしてびっくり!

じゃがいものようなお芋の旨みに、タロイモやさつまいもにも似た淡い甘みがふわり。

里芋って、こんなおいしいんだ!こんなお味を持っているんだ!と再発見。栗やさつまいものように、ひょっとしたら甘い系のお料理にも使えるのかもしれませんね。

シンプルなおかゆをじっくりいただいて、うっとりして。

朝から贅沢なひとときでした。

と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

気を補い、胃や腸の粘膜を保護して丈夫にする作用があり、疲れているときや、食欲のないときにとりたい食材です。

『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.154「さといも」より

米の品種:ゆめぴりか
塩:海の精

今朝のお供は「三升漬」。とうがらし、麹、醤油を一升ずつ、合計三升で漬けたことが由来なのだとか。

柚子味噌も合いそうな雰囲気!♡

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。