蓮香居レポ 激推し!貴重なワゴン式の飲茶!|お粥研究家の香港粥旅

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お粥研究家の鈴木かゆです。2023年冬、香港にお粥食べまくり旅に行きました!

この記事でご紹介するのは、香港の飲茶「蓮香居 Lin Heung Kui」。現在では貴重なワゴン式の飲茶の名店です。

香港らしさ満点、飲茶でいただく絶品粥。おかゆはもちろんお料理がとびきりおいしくて。滞在中に2回も行っちゃいました。

絶対絶対また行きたーい!写真&動画たっぷりでご紹介します!

もくじ

蓮香居の特徴

蓮香居はミシュラン(ビブグルマン)掲載店の飲茶

ヤムチャ【飲茶】
(広東語)点心を食べながら中国茶を飲むこと。 (『広辞苑 第七版』より)

でも、観光ナイズドされた系の”良いお店”ではなくて、地元の方も日常使いしている系の”良いお店”。なんだかんだこういうお店が一番おいしいんだよなあ〜……!

近年では紙に注文を記入してオーダーする「オーダーシート式」の飲茶が主流ですが、ここ蓮香居は古き良き「ワゴン式 (カート式)」の飲茶です。

オーダー式の飲茶には日本語メニューを用意しているお店もあるので初心者向けと思われがちですが、個人的には広東語が全然わからなかったとしてもワゴン式のほうがハードルが低いと思います。

なぜなら、ワゴン式なら食べ物を見て選べちゃうからです!食べたいものを「コレコレ!」って指差せばOK。

言葉が通じなくても、モノを見て、香りを感じると、直感的に「あ、これ食べたい」が沸いてくるもので。

ガイドブックには載っていないおいしいものに出会えるのは、ワゴン式ならではのたのしみ方です!

蓮香居の仕組み、お料理をいただくまでの流れ

Googleマップのレビューなどでは「広東語が分からないとハードル高いかも」と書いている方もいらっしゃいますが、全然わからなくてもなんとかなりました!笑

事前にシステムを知っていれば、問題なくイケると思います◎

①エレベーターで上がる

まず、お店の2階または3階にエレベーターで上がります。2階は地元の方が多い、3階は観光客が多いとの口コミもありますが、私は違いを感じませんでした。

②空席を探して着席

フロアについたら、使われていないお皿がある空席を探します。

香港は相席が前提ですので、円卓に誰かが座っていても、使われていない器があって、イスが余っていたら「空席」です。

念のため、すでに席に着いている方に「ここOKかな?」みたいなジェスチャーをすると安心です。

ちなみに二度目に行ったときは、わたしがキョロキョロしているのにみかねて(?)、地元っぽいおじさんが「ここ空いてるよ〜〜!」と教えてくれました。やさしい……!

エレベーター側から奥に向かってカートが回るため、アツアツの料理をたくさんの中から選びたい方には手前の方の席が人気のようです。私はゆっくり食べたいし、待っていればお料理はやってくるので、ゆったり静かめな奥の方の席を選びました。

③人数を伝えお茶をオーダー

席に着くとスタッフの方がやってきます。

ここで人数を伝え(ふたりならピース!)、注文したものを記入するための伝票をもらいます。希望のお茶を伝えます。

飲茶といえばプーアル茶!しか知らないので笑、「プーアル, please!」と伝えました。ひとりひとり違う種類のオーダーもできるようです。

ちなみに食事の途中でお茶がなくなってしまったら、ポットの蓋を半開きにしておけば係の方がお湯を注ぎに来てくれます。

④器を洗う

洗う用の大きめな器にお湯(お茶)を入れ、食器類を洗います

他の観光客の方をみたら、ご自身のウェットティッシュで拭き拭きしちゃってる方もいましたが、せっかくなので地元風にたのしみたくて、見よう見まね!

ヤケドに気をつけながら、ぐるんぐるんと混ぜて取り出します。特に拭いたりはしないようです。熱湯消毒的な感じでしょうか。

そうそう、現地ではカップ&ソーサーのように平皿に小椀を乗せたまま食事をいただくようです。このあたりも食のマナーも周りの雰囲気をマネすれば問題なさそうでした。

⑤ワゴンを待って料理をGET

ワゴンが店の中を回ってきます!

揚げ物ワゴン、蒸し物ワゴン、炊き込みごはんワゴン、お粥ワゴン……わくわくする〜〜〜!

揚げ物ワゴン
炊き込みごはんワゴン

フタがあるものも、食べたそうな顔をして覗き込むと、中身を見せてくれます。地元の方に習って、自分でフタを取って選んでみたりもしちゃったり。

食べたいものが決まったら、「これ!」と指差して料理をもらいます。伝票を渡して、その料理の値段のところにハンコをもらいます

あとは同じ段取りで、好きなだけいただきま〜す!

⑥伝票を持ってレジへ

お料理をいただくたびに伝票にストックさていくので、あとは伝票をレジに持って行ってお支払いすればOK

2階も3階も、エレベーター横(入り口横)のカウンターです。

支払いにはクレジットカードも使えました。

いちばん高い料理の頂點で37HKD(約700円)、いちばんお値打ちなもの小頂で23HKD(約430円)。

腹ペコな大人ふたりで、合計213HKD(約4,100円)。2度目のときで、合計238HKD(4,600円)。

選ぶお料理にもよりますが、一人2000〜3000円程度が目安かと思います。お安い……!

蓮香居のお食事はこんな感じ!

実際にいただいたお料理をご紹介します!

ワゴンでお料理を選んで、伝票にハンコを押してもらって。

いただきまーす!

腸粉チョンファン(ライスクレープの蒸物)と、蒸し餃子!もっちもちで、具がたっぷりで、おいしい……!

それぞれがおいくらであったかは、忘れてしまいました……

さすが飲茶、お茶がおいしい。お料理をほおばった後にお茶をいただくと、すっきりするのですねえ。

お料理によってちがうのですが、だいたい1単位で3個〜4個くらい入っています。ワゴンは次々来ますので大人数でない限りは初めから「2!」みたいな単位で頼まない方が良いかもしれません。

鮮蝦餃(エビ蒸しギョウザ)のプリッと感も最高。

あつあつが食べられるのがうれしいですねえ〜……!

そして!

やってきました、おかゆワゴン!

お粥には2種類あるようで、今回は「豚のピータンのおかゆ」ともう一種類(聞き取れなかった……)あったのですが、「豚のピータンのおかゆ」に!

お椀にお粥を豪快にもりつけて、ネギをさっとのせて、揚げ湯葉(たぶん)をダダっと入れて。テーブルにどーん!

お、お、おいしそ〜う……!

みてみて、とろっとろ!米粒がよく開いて、なめらかなテクスチャ。

粘度は抑えめで、するするっと食べられる口当たり。

1品でけっこうなボリュームがあるため、3〜4人くらいまでならまず1つオーダーするのがおすすめです。

あー……おちつく。おかゆと点心。合いますねえ〜……!

塩っけがほどほどで、出汁加減も自然で、素材がおいしいって感じのおいしさで。かなり私好みのおかゆさんでした。

そして最後に胡麻団子でシメ!

ふたりで合計6品。

腹ペコな大人ふたりで、合計213HKD(約4,100円)。

このお味で、この満足度。超お値打ちで感動です。

2回目に伺ったときはこんな感じ!

二度目に伺ったのは、週末の朝7時台。2階フロアにチャレンジしてみました!空いてる〜◎

お料理は前回と違うものを!肉まんと、湯葉巻きのような蒸し物。

(写真撮るの忘れて食べ始めちゃった)
これおいしかった!じゅんわり!

サクサクの揚げ物と、炊き込みごはんのようなもの!

チョキチョキというジェスチャーに「Yes!」と答えたら半分に切ってくださいました。

炊き込みごはんのようなお料理、すっごくおいしかったです!お米がお肉の旨味を吸って、でもしょっぱくなくて、おいしい!

たぶん1合くらい入っているので、シェア前提。

ごくごく普通のシュウマイの肉の詰まってる感も日本のそれとは全然違くて感動。

そうこうしているうちに「おかゆの歌」が聞こえてきました!!!

今回は「ピータンじゃない方のおかゆ」をオーダー。

ザブーン、ザブーン、ザブーン(粥)。ちゃ、ちゃ(ネギ)。ザザザザ〜(揚げ湯葉)。ドン!

んんんん〜〜〜!♡ ん〜ひほ〜(おいしそ〜)!

あ、ピーナツ!

魚の切り身も!

これは、艇仔粥(ボート粥)ですね!

艇仔粥(ボート粥)とは?
広東省の伝統的なおかゆ。広東語で「艇仔」は小舟を意味し、昔は水上の小船で販売していたことから。揚げピーナッツ、スルメ、豚皮、モツ系のお肉、魚、レタスの千切りなど様々な具が入る。

うまうまうまうまっ!

蓮香居さんのおかゆ、好き〜っ……!あっつあつ!

だいぶ満足したところで、蛋黄蓮蓉包という蓮の実のあんが入った蒸しまんじゅうでシメ。

2度目の蓮香居モーニングは、2人で4,570円(238HKD)。

満足、満足。たいへんおいしゅうございました。

食事を終えて帰る頃には混雑!

蓮香居 まとめ

ワゴン式飲茶、たのし〜〜〜い!

食べたいものを、あつあつで、好きな分だけ。そしておかゆ目当てで行っても感動するほど、おかゆがおいしい。

すっかり蓮香居さんファンになってしまいました。また香港に遊びに行ったら、必ず、必ず行きたいお店です!

このわくわく、伝わるといいなあ。ぜひおなかペコペコで行ってみてください!

蓮香居 店舗情報

所在地:40-50 Des Voeux Rd W, Sheung Wan, 香港

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鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

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