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インスタの更新が作業になっちゃった話

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SNSへのお粥の更新がスタックしてました。

ある物事をどうやったら効率化できるか工夫して最短距離を目指しているときはたのしいのだけど、これ以上どうがんばっても工夫のしようがないと悟っててしまうと、それは「作業」になってしまう。

何が大変だったって、主にInstagramの画像制作。

毎日のお粥を紹介する1投稿のために、毎日4枚〜10枚ほどの画像を作り続けること数百投稿。

一眼からPCへ画像を転送、写真の選別、調整、Photoshopでの文字入れ・編集、iPadでの手書きの文字入れ。

画像以外にも、1000字以内にまとめるテキスト&レシピ、タグの選定……

どう頑張っても1時間。だらだらやったら、平気で2〜3時間かかる。

自分のプライド的にこれ以上は省略できないという一線と、それでも思ってることの全部を書ききれてない!というモヤモヤを積み重ねる毎日。食べ歩きしたお粥のレポも書きたいし、お粥について調べたこともまとめたいのに、毎日の習慣が重すぎてやりたいことがどんどん後回し。

たのしくて始めたはずなのに、お粥のたのしさを伝えたくてやってるはずなのに、なんか違う……!

でも、毎朝のお粥を「みてみて〜!」ってやりたいのは本当だったし、Instagramにギャラリーのように蓄積していくお粥を愛でたくなるのも本当。

いただくコメントのやりとりもたのしくて、ありがたくて、だからこそ700投稿まで続けてこれたわけだけど……正直500投稿あたりからかなり息切れしていた。

これまでの形でInstagramを続けることが正解なのか疑問に思う理由はほかにもいろいろあって、

Instagramを続けることが正解なのか疑問に思った理由

  • InstagramはGoogle検索からの流入が見込めない(Instagramのアカウント持っていない人にリーチしない)
  • Instagramに一度投稿した画像を編集できない(レシピ画像内の間違いを訂正できないからめっちゃ神経使う)
  • Instagramの消費感の強化(第一印象が重要なリールの優先度の向上など、消費感が強まっていく方向性)
  • Instagramはパッと見でおわり、文章が読まれない
  • Instagramのアルゴリズムのブラックボックス感

要するに、Instagramの世界が閉じてること、時間をかけて作り込んだ投稿の賞味期限があまりにも短いことへの違和感。

Instagramで消費されているような感覚。コンテンツがわたしのストックにならないでInstagramのストックになってるような感覚。

いやいや、待って。

わたしはお粥のレシピ屋さんになりたいわけではないし、ましてや有名インスタグラマーになりたいわけではない。Instagram(meta社)のために頑張る気なんてさらさらない。

多くの人にお粥の多様性を知っていただきたくて、いざという時にお粥を作ってもらいたい、というのが目的。レシピを公開することも、インスタグラムに投稿することも、おかゆのたのしさを伝えるための手段のひとつだったはず。

何か大切なものがすりかわってしまっているし、そもそも、わたし自身がたのしく続けられないと絶対にだめだ。

だって、発信側の心が動いていないことは受け手には伝わる。コンコルド効果だかサンクコストバイアスだかでこれまでやってきたことをやめるってぎゅ〜〜〜ってなるけど、変わっていかないと。

というわけであらためて考えてみた。

他の人への発信どうのこうのを抜きにして、わたし自身がお粥に関する活動をしていてたのしいことってなんだろう?

わたし自身がお粥の活動でたのしいこと

  • 毎日の自分の体調に合わせたお粥をつくること
  • お粥をおいしく食べること
  • 食べた後の身体の感覚を観察すること
  • 食材やお粥について調べること、まとめること
  • 写真を撮ること
  • 文章を書くこと
  • みてみて〜!と共有すること
  • 未知の世界に触れること、人と出会うこと
  • あたらしいお粥に出会うこと

うーん、レシピ画像をまとめること、は「たのしいこと」ではなさそう。

レシピを残しはじめた理由はなんだろう?

わたしがレシピを書く理由

  • レシピを知りたいです〜とコメントをもらったから
  • どこかの誰かが自分のお粥をつくるときに、参考になるように(体質も好みも人それぞれ、わたしのレシピが唯一の”正解”ではない)
  • わたしがいなくなったあとに夫が再現できるようにするため
  • 自分の力だけでは届けられない数の人にお粥を届けるため
  • 第二弾、第三弾とお粥をブラッシュアップしていくため →自分のため

そっか〜……レシピを残すことも「自分のため」でもあったんだ。

でも「画像」として作り込む必要はなさそう

シンプルなレシピを、自分と、誰かのために残していく方法は?

という諸々を考えて、これならたのしく続けられそう&意味がありそう、と考えた形が「粥日記」。

自分のサイトに、文章+レシピ+少しの写真。

構成をパターン化することで、最短30分。語りたい日や暇な日はたっぷり書けばいいし、忙しいはパパッと書いて、余裕のあるときにあとから補足したっていい。そもそも投稿日だって編集できるのだから、1週間まとめて書いたり、ある日をスキップしちゃったってOK。おお、すごい!

ほかにもいろいろメリットはあって、

自分のサイトで記事化していくことのメリット

  • Googleからの流入が見込める
  • 画像の差し替えも、レシピの修正もいつでもできる
  • 自分のサイトの中だから、もちろん自分のストックになる
  • 文章と画像の量や構成も自分の気分で増減できる
  • 広告を好きに貼れる(=使ったトッピング具材やおすすめの本を紹介できる)
  • それこそ「おかゆワールド感」が強まる

このくらいの気軽さがあれば、たのしく続けられそう!

Instagramもたのしいことや素敵なところはたくさんある。だから、永遠に完全にやめる必要なんてない。

ふらっと気軽に、たのしい距離感で!

都度やり方を工夫しつつ、お粥活動を続けていこうと思ったのでした。

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

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