【レシピ】昆布出汁の中華風粥(かすべの煮付けを添えて)【お粥研究家の粥日記2023/06/14】

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醤油・みりん・酒・味噌……このへんの調味料を使った「和」なおかずにばっちり合う!水出しの「昆布出汁」と炊き上げた、中華風のお粥さんをつくりました。

昆布出汁の中華風粥と煮魚の紹介写真
昆布出汁の中華風粥と煮魚の材料解説写真

中華粥は鶏や貝柱のお出汁を合わせるのが一般的ですが、今朝は水出しの「根昆布出汁」を使って。主張し過ぎず旨味を底上げするような昆布の旨味のおかげで、和風のおかずにすっと馴染む、という仕組み◎

今朝のお供は、かすべ(えいひれ)の煮付け。

かすべの煮付けの写真

お漬物、さば味噌、卵焼き、きんぴら……いろんなおかずと合わせたくなるお粥さんでございました!

昆布出汁の中華風粥のレシピ

昆布出汁の中華風粥と煮魚の俯瞰写真

おすすめシーン:和なおかずと合わせたいとき、食欲のないとき
調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米    1/2合(約75g)
  • ごま油   小さじ1
  • 昆布出汁  750ml
  • 塩     小さじ1/2

トッピングに

  • 小ネギ など

ご一緒に

  • 魚の煮付け など

<ポイント>水出しの昆布出汁で
今朝は水出しの昆布出汁を使いました。昆布を水に浸して3時間から一晩置くだけ。
旨味を底上げしてくれる根昆布を選びました。

つくり方

STEP
ごま油を絡める

厚手の鍋によく研いだ米を入れ、ごま油を絡める。

研いだお米にごま油を入れる画像
お米とごま油を混ぜている画像
STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋によく研いだ米、昆布出汁750mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

鍋を中火にかけている写真
STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

弱火で煮込んでいる画像
STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

塩で味をととのえている写真
お粥を盛りつけている写真

いただきます!気になるお味は?

おお〜、ごま油の華やかな香り!ごま油の影に隠れて、昆布の香りはほとんどありません。

昆布出汁の中華風粥と煮魚の写真

でも、昆布出汁なしのバージョンを何度も食べたからわかります、昆布出汁のおかげで確実に味に深みが出てる

昆布出汁の中華風粥の写真

一口食べてバッチリ違いを感じるような強い主張ではなくて、こっそり旨味を忍ばせるような、旨味のベースができる感じ。(メイクでいうところの、ベースに艶感を仕込む感じ?笑)

そして、その昆布の存在のおかげで味なじみが良いのが、醤油・みりん・酒・味噌のような和の調味料、というワケ◎

今朝のお供は「かすべの煮付け」。

かすべの煮付けの写真
「かすべ」は北海道の方言で「エイ」。

特にお粥に合わせるからと変えるでもなく、普段通りに作りました。「水・醤油・みりん・酒」=「大さじ3:1:1:1」の比率で煮立てて、かすべと生姜を入れて。ついでにネギも入れて。落とし蓋をして対流を起こしながら10分くらい煮て完成!

かすべの煮付けを作っている写真
かすべの煮付けを作っている写真

うん、合う合う〜!◎

お粥を食べている写真

そして、そして……これがやりたかった!お粥の上に、オン!

かすべの煮付けをお粥の上に乗せた写真

むふ、むふふふ〜……!煮汁もかけちゃったもんね〜!♡

「そりゃおいしいよね〜」とニヤニヤしながら、おいしくいただきました。

ふー、ととのった!ごちそうさまでした!

米の品種:ゆめぴりか
塩:粟国の塩

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。