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【レシピ】春菊粥【お粥研究家の粥日記2022/11/05】

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リセット感満点!春菊が主役のおかゆを作りました。

「食べる風邪薬」とも言われる春菊。実は漢方薬として用いられるほどパワフルな子なのだそうで。

春菊の画像

今朝はとことんとことんシンプルに、米・水・塩・春菊のみでお粥さんを作りました。

春菊の苦味が鼻を抜けるたび、シュッとリセットがかかるような、洗われる心地。

いろいろ食べ過ぎちゃった日、なんだか気持ちをリフレッシュしたい時、またふと食べたくなりそうだなあ。

春菊粥のレシピ

春菊粥の画像

おすすめシーン:風邪予防、胃もたれ改善、血行促進、美肌
調理時間:50分

米の品種:ゆめぴりかコシヒカリ
塩:海の精

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米   1/2合
  • 水    700ml
  • 春菊の葉 30g程度
  • 塩    小さじ1/3

お好みで

  • すりごま
  • お醤油
春菊を小さくちぎった画像
春菊の葉を
食べやすい大きさに
手でちぎればOK

つくり方

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

STEP
弱〜中火で煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で30分煮込む。

弱火で煮込んでいる画像
STEP
味つけ

塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。

STEP
春菊を入れて蒸らし

お粥の上に春菊を並べ、フタをして5〜10分ほど放置して蒸らす。春菊をお粥に混ぜ込んで、器に盛りつけたら完成!

<ポイント>混ぜすぎない、構いすぎない
春菊を入れたあとに混ぜ込みは不要です。必要以上に粘り気が出てしまうのを防ぐためです。お米の上に「置く」感じでお鍋に入れます。

ほろにが春菊の色っぽい香りがぶわ〜〜〜っ!

お粥の蒸気に乗って、お部屋じゅうにふわりとたちこめます。

春菊の「おひたし」のような感じで、すりごまをぱらりとかけました。

春菊粥のアップの画像

春菊の苦味があるおかげでお米の甘みをより感じるという発見!カラメルとプリンのようなきれいな調和。

じわ〜っ、じわ〜っと温まって、和らぎ〜……!あ〜おいし〜い……!

癒し度の高いおかゆさんでした。

ふー、ととのった。

とってもおいしかったです!ごちそうさまでした!

余談

やわらか〜いお粥には、歯ごたえしっかりの春菊の「茎」の部分はちょっと存在感が強すぎる気がしたので、今回は「葉」だけを使いました。

春菊と茎をばらした画像

茎の部分はアスパラのような感じでパスタに入れたり、お味噌汁に入れるのが好きです。

明日のお昼は春菊の茎のお味噌汁にしようっと!

しゅんぎくは「食べる風邪薬」と呼ばれ、古くから漢方薬としても用いられています。独特の香りが気の巡りをよくして、精神を安定させ、ストレスを緩和したり、胃腸の働きを整え、胃もたれを改善する作用があるといわれています。(中略)美肌効果も期待できます。

『増補新版 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』喩静・植木もも子、2018年、西東社 P.122「しゅんぎく」より

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。