【レシピ】こしあぶら粥 のどぐろのせ【お粥研究家の粥日記2023/04/28】

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山菜のほろにがが大好きなもので、このお粥にもメロメロでございました。

うどやタラの芽と同じ「ウコギ科」に属する山菜、こしあぶら

市場に並ぶこしあぶらの写真
石川県金沢市 近江町市場 北川食品さんで出会いました!

青みのある強い香りは、セリっぽいというかなんというか、一言でいうとセクシー……!♡

こしあぶらの写真

天ぷらによくあうこしあぶら。きっと「油分」との相性が良いのだろうと見立てて、ベースのお粥はごま油を絡めて香り良く仕上げました。

こしあぶらをお粥の完成直前にお鍋に入れて、さっと火を通す程度にしたのも大成功ポイント◎

生き生きとした若葉をいただいて、なんだかす〜っと晴れ渡る心地!と〜っても美味でした。

こしあぶら粥のレシピ

こしあぶら粥の写真

おすすめシーン:アンチエイジング、リラックス、春〜初夏のひととき
調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分)

  • 生米    1/2合
  • ごま油   小さじ1
  • 水     700ml
  • こしあぶら 1つかみ
  • 塩     小さじ1/2

トッピングに

  • 焼き魚のほぐし身(今回はノドグロ!♡)
  • 白ごま など

<ポイント>アクが気になる場合は下茹でを
我が家は下茹でなしで味噌汁にしたりしちゃうので、今回もそのまま入れました。気になる方は別鍋で下茹でをしてからお粥に入れるとよいです◎

こしあぶらを手に乗せた写真
このくらい使用しました。1/3パックくらい。

つくり方

STEP
ごま油を絡める

厚手の鍋によく研いだ米を入れ、ごま油を絡める。

研いだお米にごま油を入れる画像
お米とごま油を混ぜている画像
STEP
鍋の温度を上げる

水700mlを入れる。具材のかたよりがないように鍋底をならして、中〜強火にかける。

中火にかけている画像
STEP
こしあぶらの下ごしらえ

鍋の様子を見守りつつ、こしあぶらの下ごしらえを済ませておく。こしあぶらの軸(太い茎とガクの様な硬い葉)を取り除く。

こしあぶらをまな板に乗せた写真
こしあぶらの軸を切り落とした写真
STEP
コトコト煮込む

鍋の中がぽこぽこと沸いたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火で25分煮込む。

弱火で煮込んでいる画像
STEP
こしあぶらを入れてコトコト煮込む

こしあぶらを鍋に入れる。先ほどと同様にフタをしてさらに5分煮込む。

STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分ほど放置して蒸らす。器に盛りつけたら完成!

いただきます!気になるお味は?

ほんのり、せりのような苦味のある香り。大人っぽい、色っぽ〜い!

こしあぶら粥の写真

ほろにがの加減は、ちょうど七草粥くらいでしょうか。こしあぶらのおかげで、お米の甘みを感じます。

ごま油をお出汁の役割として登場させたのも大成功!

やっぱりこしあぶらのような山菜系食材は天ぷらでおいしいだけあって、油分との相性が良いみたいです。

こしあぶら粥のアップの写真

だから、脂の乗った「のどぐろ」のほぐし身も合う、合う◎

ちなみにのどぐろちゃんは、わざわざ朝に焼いたわけではなくて、前日のお昼ごはんの残り。

のどぐろとこしあぶらのお昼ご飯の写真
前日のお昼ごはん

おかゆなり和物なりに使えるように、トッピング用にちょこっと残しておいた図。(こういう翌日の自分へのプレゼント的な食材っていいですよね。笑)

他にも油分が豊富な食材、白ごまやナッツ、食べるラー油、鮭のほぐし身、肉味噌などと相性がよさそう

こしあぶら粥の俯瞰の写真

本場の「のどぐろ」をアクセントにできて。金沢粥第二弾、大成功でございました◎

と〜ってもおいしかったです!ごちそうさまでした。

抗酸化作用のあるクロロゲン酸を多く含んでいます。

『NHK出版 からだのための食材大全』池上 文雄 (監修)、2018年、NHK出版 P.108「こしあぶら」より

米の品種:ミルキークイーン
塩:海の精

金沢で念願の九谷焼の器を購入!
ついつい無難なものばかり選んでしまうから、柄物を買うのに結構勇気がいりました。笑
盛りつけてみると馴染んでびっくり!これから大活躍の予感です。

九谷焼の器の写真
(もうちょっと綺麗に撮ればよかった笑)

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運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。