七草粥のレシピ 下茹でなしでつくる我が家の味

  • URLをコピーしました!

1月7日は七草粥の日。七草粥で邪気を払い、無病息災を願う日です。

いろ〜〜〜〜んな作り方があるけれど、我が家の七草粥は生米からつくります

そして、「七草の力強い香りも春らしくて、おいしさのうちだよね〜」というのが我が家の総意。だから、下茹ではせずにお鍋ひとつで作ります

七草セットの画像

じっくりコトコト炊いた七草粥は、ハッとするほどのごちそう。年末年始でお疲れ気味の身体を、春の七草でやさしくいたわってみませんか。

基本となるレシピのほか、記事後半ではおすすめのアレンジについてご紹介いたします!

もくじ

生米からつくる『七草粥』のレシピ

七草粥の画像

調理時間:50分

材料(お茶碗2杯分/どんぶり1杯分)

  • 生米     1/2合(約75g)
  • 水      700ml
  • 七草セット  1/2〜1パック
  • 塩      小さじ1/3

<注意>野草の七草はこのレシピではNG
スーパーで入手できる「七草セット」を使ったレシピです。ご自身で摘んだ野草でつくる七草粥は調理法が異なりますのでご注意ください。

七草セットの画像
スーパーで購入した七草を使用したレシピです。今回は1/2パック使用しました。

作り方

STEP
鍋の温度を上げる

厚手の鍋によく研いだ米、水700mlを入れる。鍋を中〜強火にかける。

STEP
コトコト煮込む

鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火に25分かける。

STEP
七草を入れてコトコト煮込む

下ごしらえを済ませた七草を全てお鍋に入れる。再び箸を渡してフタをして、5分煮込む。
すずな(かぶ) →1cm角に
すずしろ(大根)→3mmほどの薄切り
その他の七草  →細かくトントン♪刻む

STEP
味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5〜10分蒸らす。器に盛りつけたら完成!

詳しい作り方

写真つきで作り方をご紹介します。

①鍋の温度を上げる

厚手の鍋によく研いだ米(1/2合)、水700mlを入れます。ふつふつと沸くまでフタをせずに中〜強火にかけます。

<ポイント>厚手の鍋ならなんでもOK!
お鍋は土鍋でも、両手鍋でも◎フタつきの厚手のお鍋をご用意ください。

created by Rinker
宮崎製作所(Miyazaki Seisakusho)
¥6,418 (2024/10/14 06:15:31時点 Amazon調べ-詳細)

②コトコト煮込む

鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。

鍋の中を混ぜている画像

鍋にお箸を渡してフタをした状態で、ふつふつと波打つ程度の弱〜中火に25分かけます。

<ポイント>吹きこぼれを防止
お箸をかませてフタをすることで、吹きこぼれを防止することができます。

この間に次の工程③の[下ごしらえ]を先に済ませておくと流れがスムーズです◎

③具材を入れる

七草の下ごしらえをします。

<よくある疑問>皮はむく?むかない?
七草セットのすずな・すずしろは、みずみずしくてとってもやわらかいので、皮付きのままいただきます。葉っぱもおいしいですよ◎

<よくある疑問>根っこは取る?食べる?
苦味や雑味が出るので、基本的には取るとされています。せり(ひょろ〜んと長いやつ)の根っこは旨味を出すので、入れてもおいしいです◎

七草を全てお鍋に入れます。再び箸を渡してフタをして、さらに5分煮込みます。

<ポイント>混ぜすぎない、構いすぎない
七草を入れたあとに混ぜ込みは不要です。お米の上に「置く」感じでお鍋に入れます。

④味つけ&蒸らし

さっとアクをすくいとり、塩(小さじ1/3・ふたつまみ程度)で味をととのえます。鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止めます。

フタをして5〜10分間、放置して蒸らします。

味をなじませて、お米をふっくらさせるために、火を消してフタをした状態で放置します。

器に盛りつけたら完成です!

おかゆを器に盛りつけた画像

いただきます!気になるお味は?

あ、きれい。春色グリーン!

七草の生き生きとした緑。きれいですねえ〜…!

七草粥の画像

生米から炊いたおかゆの特権。炊き立てごはんのような甘いお米の香りが広がります。

七草の力強い香りと相まって、シンプルなおかゆなのに香りがほんとうに豊かです。

七草粥をれんげですくっている画像

とろ〜ん優しい口当たり。鼻から抜ける香りが「春」

角切りにしたすずな(かぶ)はじゅんわり甘くて、すずしろ(大根)は程よい歯応え。七草たちの元気な香りがごちそうです。

七草粥を上から撮影した画像

春の命をいただきます、そして、ごちそう続きだった身体におつかれさま。

あ〜……五臓六腑にしみわたるって、こういうことなんだなあ〜……と、しみじみします。

「ありがたいねえ、おいしいねえ〜……」

「しみるねえ〜……背筋伸びるねえ〜……」

ひとくちひとくち味わううちに、身体の内側からぽっかぽか。

七草たちに元気をいただきました。ありがたいなあ。また来年も同じ気持ちになれますように。

アレンジするなら?

七草粥のアレンジは是非「トッピング」で。7種のおすすめトッピングをまとめました。

七草粥はたくさんの方がいろんなレシピを紹介していらっしゃいます。ごはんから作るもの・生米から作るもの。水の量や塩の量もさまざま。具材の下茹でする・しない、具材の切り方……ほんとうにさまざまです。

「正しいレシピ」が存在しないからこそ、おもしろい!ぜひ、いろんなレシピをご覧になって、自分好みの「七草粥」を探してみてくださいね。

みなさんのいただきますが笑顔でありますように!ごちそうさまでした!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしていただけるとうれしいです!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

運営者情報

鈴木かゆのアバター 鈴木かゆ お粥研究家

お粥研究家。24時間おかゆのことを考えている人。「食事でじぶんを整える」をテーマに、毎朝の自分の体調に合わせたおかゆを作っている。お粥を作るのも食べるのも見るのも大好き。

もくじ